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6.95点(レビュー数:20人)

作者臼井儀人

巻数50巻 (未完終了)

連載誌まんがタウン:1990年~ / 双葉社

更新時刻 2011-01-12 13:07:23

あらすじ 5歳の幼稚園児、野原しんのすけの日常を描くハートフルお下劣ギャグ漫画。

備考 「週刊Weekly漫画アクション」で連載開始され、2000年から「まんがタウン」に移籍。そのほか「まんがタウンオリジナル」「jourすてきな主婦たち」でも連載されていた。
2009年に作者が死去したため未完のまま終了したが、2010年からアシスタントらにより『新クレヨンしんちゃん』のタイトルで連載を再開している。

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クレヨンしんちゃんのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全20 件

8点 ヨノナカさん

クレヨンしんちゃんは傑作なのでは?

アニメでこそ「こどもに見せたくないアニメ」のトップに輝いてる悪名高い作品ですが・・・
私にはどうもそう思えない。

この作品の評価が悪いのはその「お下劣」なギャグと内容でしょうね。確かに内容は大人向けだし子どもに見せたくないと感じる親御さんの気持ちには納得いきます。私だって子どもに「見てほしい」なんて思わないですし。

ただ、作品からは不思議とあたたかさが感じてくるのです。
それはこの作品に流れる「家族の持つあたたかさ」ではないでしょうか。

サザエさんでは家族そろって食事をする風景がよく見られます。

波平は怖いけど頼もしい父親像。
フネは優しい母親像。
それに悪ガキのカツオなど。
いってみれば古き良き時代と言われたころの家族像がそこにはあります。
サザエさんの根底に流れるものはそういった古い時代の家族のあたたかさです。

ではクレヨンしんちゃんはどうか。
しんのすけはともかくとして、
飲んだくれでエッチなものに目がないひろし。
口うるさく格好いい男の前ではデレデレのみさえ。

およそサザエさんで描かれている父親像・母親像とはかけ離れています。「親としてしっかりせねば」という厳格な姿勢はほとんどない。
ひろしもみさえもとっても等身大で人間的です。
ただ、人間的だけどしっかりしんのすけと向き合って生活してるんですよね。

クレヨンしんちゃんの作品としてのよさはそこにあると思います。最近って虐待とかの話が多くて子どもを持つよさなんてあんまり語られないじゃないですか。
でもクレヨンしんちゃんって「格好悪くて頼りにならなそうな親でもいいんだよ」って語ってくれてるんですよね。

人間的でいいじゃない。
バカみたいでもいいじゃない。
家族の幸せってこういうものだよ。

って語ってくれている作品はなかなかないです。
サザエさんが「昔の」理想の家族像だとすれば
クレヨンしんちゃんは「今の」理想の家族像。

ギャグだけじゃなくて、そういう思想も感じ取れる。
したがって、この作品に8点。

ナイスレビュー: 11

[投稿:2006-02-04 16:44:49] [修正:2006-02-04 16:44:49] [このレビューのURL]

10点 カメオさん

幼稚園児のころからこの漫画を読んで育ってしまった僕は、案の定しんのすけの影響をもろに受けてしまった。
この漫画が僕という人格の基盤を作ってしまったといっても過言ではないと思う。
そのせいで今までの人生で損をしたことも確かにあったが、良かったことの方が多いと思う。
まあとにかく僕はクレしんが大好きなわけだ。
大好きでよかった。僕にクレしんを与えてくれた両親に感謝したい。

まあ私の話はこのへんにして、漫画としての感想をひとつ。
最近読み直しましたが、ギャグセンス高ぇなー。
内容は「大人」なので、小さいころ分からなかったギャグなどが今になって初めて理解できて何かお得な気分でした。
下品下品と言われてますが、しんのすけというキャラクター自体は上品なので、嫌悪感を感じるということはあまり無いと思います(最近のムトウユージ監督のアニメの方は普通に下品ですが)。

クレヨンしんちゃんにはこれからも「笑って泣ける」メディアとして成長していってほしいです。



追記:臼井先生が亡くなりました。
びっくりして涙が出て悲しくなって、まるで心にポッカリ穴が空いたようです。

「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品」

なんだ、

10点じゃないか。

ナイスレビュー: 7

[投稿:2006-04-29 20:17:00] [修正:2015-11-04 11:11:01] [このレビューのURL]

6点 ひらがなさん

勘違いしている人、多いよね。

この漫画は子供向けの作品では在りません。
青年雑誌に掲載された、れっきとした青年向け漫画です。

それが証拠に最初の頃はコン○ーム等を匂わせる台詞が
結構出てきます。

主人公はしんちゃんでは在りません。
アホな子を持つミサエ・ヒロシが主人公です。

その二人の苦労や、その苦労さえも楽しむ・・・
「やっぱり子供を産んで良かったね。」

というような事を描いた話です。

勝手に子供向けにしないで下さい。

子供は読んではいけない漫画ですよ、本来は!?
読ませる親がいけません。

PTA?
しらねぇよ!

宅の息子が真似しようが、それは宅の責任だろ?

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-09-29 22:20:07] [修正:2009-09-29 22:20:07] [このレビューのURL]

7点 p-mcgoohanさん

実際こんな園児がいるわけがない。
という園児が家庭や幼稚園でドタバタを引き起こすという大人向けの作品だったはずが、いつの間にか子供向けと言われるようになった。

ぞうさんネタも使わなくなってからは確かに読みやすくなった感はある。
しかし子供に読ませたくない漫画とされていることには、違和感を超えて怒りが湧く。
他のレビューにもあるとおり、ハナからこれは大人向け作品だ。わきまえろクレーマー野郎!

子供にも配慮するようになってからは、落ち着きを持つ中にも独自の笑いを醸し出す唯一無二の作品になっていった。
醜さや情けなさを抱えながらも、家族に対する思いは人一倍という野原家の面々は、子供に読ませるに値する素晴らしい家族である。

ただ、奇跡的すぎるご都合主義で物事が解決するパターンが多く見受けられるので、そこはマイナス点である。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-28 00:32:28] [修正:2017-05-28 00:32:28] [このレビューのURL]

6点 pazzoさん

日本人にこれだけのノリのよさがあればみんな幸せになれると思う。

国会中継とかで、「本心は?」とか聞いてみてほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-11 18:13:54] [修正:2013-03-11 18:13:54] [このレビューのURL]

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