かくしごとのレビュー
7点 s-fateさん
モノクロとカラーで二つの話が進み、モノクロのほうではいつもの同業者いじりや歴代珍引っ越し裏話などを加えてフィクション仕立てのマンガ家マンガ、カラーの方はその未来?…という凝った作りです。二つの話は見事に融合し、下ネタマンガ家にもハッピーエンドは訪れ、その血脈は密かに引き継がれるという、久米田さんの遺作としては最高じゃないかと思うほど良くできています。いや久米田さん死んでないし今後も活躍して欲しいですけどね。
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[投稿:2020-07-26 07:57:59] [修正:2020-07-26 07:57:59] [このレビューのURL]
7点 臼井健士さん
久米田先生の最新作。
前作の「せっかち伯爵と時間泥棒」が残念な結果に終わりましたが、やはり「下ネタ復活」させたのは時代に逆行していたんでしょう。
もうそういう時代ではないし、そもそも久米田先生はそんなことしなくてもちゃんと描ける方なので何故今更そんな作風に回帰したのか謎。
さて、新作は「漫画家の男性」を主人公にして可愛い娘に自分が漫画家であることを知られないように奮闘する日々が描かれます。
「隠し事」=「描く仕事」なわけです。
あるあるネタの機関銃攻撃はこの作品では出さないようです。
冒頭と巻末とで本編の十数年後を挟む構成は完結への壮大な布石のような気もしますね。
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[投稿:2016-12-29 21:56:32] [修正:2022-05-14 10:08:38] [このレビューのURL]