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8点(レビュー数:1人)

作者矢口高雄

巻数1巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1995年~ / 中央公論社

更新時刻 2016-02-08 23:08:39

あらすじ 旅を愛し、旅の中に「風雅の誠」を追求してみずからの俳諧を高めようとした松尾芭蕉の「みちのく」の旅の記録。みちのく出身の漫画家矢口高雄が記憶の中の原風景をたどり、数々の名句が生まれる過程、旅路で芭蕉が得た人々との交流を、こまやかな情景描写とともに描き上げる。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

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奥の細道のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 gundam22vさん

名前は誰でも知っている徘聖松尾芭蕉の奥州紀行名作を漫画化した作品。ベテラン漫画家として絵が上手いですし(風景が素晴らしく旅気分になれる)、当時の俳句業界や芭蕉の半生も紹介しながら、名句が産まれる瞬間を丁寧に描写した凄い作品。作者がかなり芭蕉研究家な感じで諸説も検討して、これだと思う推測をしているのも素晴らしいところ。出来れば芭蕉の晩年も辞世の句が素晴らしいので描いて欲しかったところですが(本作は重要部分紹介で旅の終わった瞬間も描かれてない)。この古典漫画化シリーズでも頂点を争う作品なのは間違いないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-10 19:43:38] [修正:2016-02-10 19:43:38] [このレビューのURL]


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