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6.5点(レビュー数:2人)

作者小山愛子

巻数23巻 (連載中)

連載誌週刊少年サンデー:2017年~ / 小学館

更新時刻 2017-12-25 10:33:25

あらすじ ここは京都のど真ん中にある花街。 舞妓さんたちが深夜、お仕事を終えたあと帰ってきて、共同生活を送っているのは、「屋形」と呼ばれるおうちです。 とある屋形で「まかないさん」として舞妓さんたちに毎日の食事を作っているのは、なんと弱冠16歳の少女・キヨ。

備考 第65回(2019年度)小学館漫画賞少年向け部門受賞。

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舞妓さんちのまかないさんのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 朔太さん

いや、驚きました。
少年誌で舞妓さん芸妓さんお茶屋さんの世界をテーマにするとは。
これは最初の回から、青年誌で扱う内容ではないかと感じました。

舞妓さんの世界は、一般的には大人のしかも
エグゼクティブな最上層の人たちの世界ですよね。
これは、大人といえどもほとんどの人たちは
一生縁のない世界ですよ。
その世界を少年誌で扱うことに躊躇はなかったのでしょうか?

しかし、私はこの大胆な試みは、成功したと思います。
田舎者の少女が舞妓修行に挫折しながら、
本人は適正のなさを自覚した上で、舞妓さんたちの
サポートに回ります。
同郷の幼馴染は、順調に成功しており、妬みを覚えても
不思議ではないのに、むしろしっかり応援します。
その彼女の前向きな姿が、この作品の主題ですね。

上品でほのぼのとした彼女の性格がとても可愛らしく素晴らしい。
少年たちにも、その魅力はしっかり伝わっていると思います。
可愛らしい描画ともマッチしています。

繰り返しますが、少年誌にはありえない背景を
テーマにしたチャレンジは成功しており、
また一つ新しい境地の漫画が世に出たという点で感銘を受けました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-02-06 06:56:01] [修正:2021-02-06 06:56:01] [このレビューのURL]

6点 s-fateさん

[ネタバレあり]

 掲載誌に対してシブめの作品だと思います。青森から舞妓になるため幼馴染三人のうち二人が上京、男一人は青森に残る。二人のうち一人が故あって屋形のまかないさんに。もう一人は人一倍働いて評判の舞妓に。花街のしきたりがあるので携帯とか今風のものがほとんど出てこない。メインは若干青森風味のものが多めのまかない、ですが、花街の世界を掲載誌に合わせて上手く描いていたり、まかないの腕がばあさん仕込みというだけでなく、上京してからもその街での特価品で上手に回す、京風のものに挑戦するなど、まかないだからと卑下した表現がなく、裏方としてしっかり働いてるところがいいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-04-07 06:27:30] [修正:2019-04-07 06:27:30] [このレビューのURL]


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