あらすじ
辺境の村に住まう少年・御風(ミカゼ)は突如襲った「とんでもない」脅威から村を救ってもらうため、はるか東の絶壁にすむという『不老不死の 3人の魔法使い』を訪ねる。
そこで出会った魔法使いの1人、アクアに実力を認められ共に村へと向かうが、その途中、不死であるはずのアクアは、些細なきっかけから突然死んでしまい・・・。
備考
序章「大地の片隅の3つのかけら」(1巻)
一章「大陸の魔法使い達」(2〜8巻)
二章「眠れる城の王子様」(9〜20巻)まで連載し、2007年7月号にて連載を一時休止。
オムニバス形式の外伝を連載後、2008年7月号から3章の一部を『マテリアル・パズル 彩光少年(さいこうしょうねん)』というタイトルで短期集中連載。
その後、タイトルを『マテリアル・パズル 神無(カンナ)』と改題して4章を連載する予定。
マテリアル・パズルのレビュー
8点 booさん
魔力を分解し再構築することで様々なものに変換するマテリアルパズルという魔法がこの漫画での戦闘手段になる。要は能力漫画だけど、このパズルという設定をわりかし上手く使っている。
シリアスな戦闘シーンの中にこれでもか、とギャグを入れてくるのがこの漫画の特徴。元々ギャグ漫画家なのでかなりおもしろいが、TPOを無視して挟んでくるので苛々する人もいるだろう。ここは人を選ぶ。
基本的には世界滅亡の際に主人公3人に起こった謎を解いていく物語に能力バトルやギャグ、ミカドの成長を絡めた少年漫画。
無駄なストーリーがなく、伏線の張り方、回収の仕方が上手。このストーリー展開は構成力に長けているからこそだろう。
ハンターハンターの影響も感じるが、この作者には本格的な頭脳戦を書ける才能はないようで惜しい。キャラの強さも相性次第で勝敗が読みにくいので戦闘はおもしろいのは確か。しかしどうしても故意にずらした感が出てて、そういう所でもやはり戦闘ではなくて物語を楽しめる人向けと言える。
絵は致命的に下手なのだが、そこで敬遠するのはもったいない作品。漫画書くのはうまい作者だと思うので。
現在0章としての位置づけのゼロクロイツが連載中。しかしやっぱり本編が早く読みたいな。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2007-10-06 20:31:25] [修正:2011-07-23 19:48:37] [このレビューのURL]
8点 ナオヤンさん
戸塚先生は画ははっきり言って下手なほうだと思いますが、ストーリー構成が緻密でいい意味で裏切られます。
全巻は読んでいないので、結末は知りませんが多分どんでん返しがあったんじゃないかな。
バンブーブレードといい、力作です。
流石にいまだに連載をもっている先生は違いますね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-08 07:05:33] [修正:2015-02-08 07:05:33] [このレビューのURL]
8点 ジブリ好き!さん
これぞ隠された名作!
少年漫画として、バトルとストーリーは面白すぎです。
ただギャグは、甲乙分かれるかと。私は…あまり面白くなかったかなw
作画も甲乙分かれているようですが、1巻から別に悪い印象なく入れました。どんどんうまくなっていき、読みやすくなっていきますし。
最近までガンガン1号分で2話掲載していました。
完結はまだまだ先で、現在はマテリアル・パズルの前の時代を描いたゼロ・クロイツというものがガンガンオンラインで連載してます。こちらは非常にベタでひねった感じはありませんが、作画が他の人に任せているので、非常にきれいです。
完結してからでもいいので、ぜひ読んでほしい作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-11 01:55:55] [修正:2009-12-31 01:43:20] [このレビューのURL]