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7点(レビュー数:1人)

作者萩尾望都

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:1994年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:34:35

あらすじ 生まれてきた娘は母親の目には何故かイグアナに見え…。表題作「イグアナの娘」の他に「カタルシス」、「午後の日差し」、「学校へ行くクスリ」、「友人K」を収録。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。
文庫版には未収録だった「帰ってくる子」を含む6編が収録されている。

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イグアナの娘のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 ジブリ好き!さん

今は『半神 自選短編作品集 萩尾望都Perfect Selection 9』に収録されているので、もし読みたいと思いましたらそちらの購入をお勧めします。

産んだ子供がイグアナだった…
しかしイグアナに見えるのは母親だけで、他の人からは普通の子供にしか見えない。
そのため母親から嫌われ、もう一人の娘(こちらは誰が見ても人間)ばかりかわいがられる。イグアナ娘は母に気に入られようと色々努力するが母は常に煙たがる。
次第に母親から離れたいと思い結婚するが、やがて母親が亡くなり葬式へ行く。
しかしそこで見た母親の姿は…

母親からの憎悪、母親への諦観、真実を知って変わる想い…
どんなに忌み嫌いあっても切れない親子の縁と絆、見事です。

上のあらすじの2行目は伏線ですが、仮にオチが見えても全体の完成度は高いので一読の価値あり。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-22 16:23:57] [修正:2010-12-22 22:35:09] [このレビューのURL]


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