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7点(レビュー数:2人)

作者藤子・F・不二雄

巻数9巻 (完結)

連載誌月刊コロコロコミック:1966年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:34:38

あらすじ 冴えない小学生須羽ミツ夫がある日、宇宙人バードマンから貰ったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。

備考 これまでにテレビシリーズが2作、映画は5本製作された。

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パーマンのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 N0Bさん

完結しています。 全巻読みました。
藤子F不二雄ミュージアムが完成したことで、読み返してみました。
子供の頃に何気なく読んでいた作品ですが、大人になって読み返すと、色々と考えさせられる作品です。
幼少の頃に読んでおくべき名作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-14 13:32:26] [修正:2012-08-14 13:32:26] [このレビューのURL]

7点 gundam22vさん

この作品は初レビューですし、色々ある作品
なので詳しく書きます。
おそらく知名度は高いヒーロー系の藤子F作品です。
巻数が一般的な虫コミで7巻です。話としては旧作、新作と二つを繋げて、最後に旧作の最終回
を持って来ているという一本に纏めた構成で、
上手くつなげましたが、絵柄、作風の違いなどあります。

ちょっと違いを纏めてみると

旧作・・・F先生初期の絵柄、等身など低い。しかし、話は
     子供向けなのに深い場合が多い。
     海外に行くことも多い本格的な少年
     ヒーロー漫画になっている。主人公が結構命を張る

新作・・・絵柄が完成されている。ご近所ヒーローものになってい
     る。全悪連やマド博士などコミカルな悪役
     (旧作では彼らもガチ殺しで来るような連中だったが)
     パー子=星野スミレ(アイドル)が明確になっている
     ので、彼女に焦点を当てた話が結構ある(後述でさらに
     述べたい)

話は旧作の方が良いと思います。「パーマンは
つらいよ」とかはメッセージ性に溢れた話ですし、今でもグッ
と来ます。新作はどっちかというとスミレに焦点あてた話が
多くそれ自体は出来が良いですが、話はスケールが小さく
なったのは残念です。

新作は、恋愛はあまり描かない先生が、さりげなくですが、パー子(スミレ)→パーマン→みち子という構図でその要素を描いている
のが面白いです。
これは旧作、新作の途中にある、「ドラえもん」での後日談で、
パーマン最終回後
のスミレが大人になって出る話(虫コミ「ドラえもん」
19巻、24巻の話)から還元したのですが、
それが感動的です。最終回後の後日談を別作品
でやったということに、F先生への「パーマン」、星野スミレ
への特別な思い入れが見えます。
(余談ですが、「中年スーパーマン左江内氏」【これもおススメ。
少し大人向け】の方で成長した脇キャラのパーやんも最終回
で出ます。)

「パーマン」最終回自体は初見で読むと結構衝撃的です。
後日談も切なさがあり、これより後の話は結局F先生は描きませんでしたが、これ以上描くのは野暮と判断してのことだと考えて、読者としては前向きな結末になったと思いたいです。

点数的には後日談の存在、出来も考慮して、作品の古さ・
新旧のバランスの悪さなどありますが、それなりの点数をつけ
たいです。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-20 07:18:47] [修正:2010-12-20 09:41:29] [このレビューのURL]


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