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4.25点(レビュー数:39人)

作者間瀬元朗

巻数10巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2005年~ / 小学館

更新時刻 2012-05-30 23:54:08

あらすじ ある日、突然届けられる死亡予告証“逝紙(イキガミ)”。それを受け取った者に残された時間は、わずか24時間…! 異才・間瀬元朗が渾身の力で描く、魂を揺さぶる究極極限ドラマ!!

備考 「週刊ヤングサンデー」で不定期連載という形で連載開始されたが、休刊に伴い「ビッグコミックスピリッツ」へ移籍(同じく不定期連載)した。
2008年に実写映画化。

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イキガミのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全36 件

3点 mishumanさん

前半は5点ですが後半も含めると3点まで下がります。
見え見えのチープなオチへとたっぷり時間をかけて辿り着く過程が非常にキツいです。
あんなにつまらないオチなら曖昧にしたまま打ち切りみたいに終わった方が絶対良かったですね。
そのオチに近づくに従って内容も思想的な色が濃くなって漫画的な面白さが薄れていくのでまだ読んでない人は5巻ぐらいで読むのを辞めた方がいいです。読んでも8巻までですね。9巻と10巻を読んでしまうとあまりのくだらなさにそれまで感じた面白さも自分の中で消えていきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-09-18 00:08:40] [修正:2016-09-18 00:08:40] [このレビューのURL]

6点 shunさん

プロットはとても良く、エピソード集としてはいくつかとても良い話があったように思う。
しかし主人公の物語との関わり方が物足らなく感じてしまう。
素材は良いのにうまく活かせなかったパターンだ。

画は作風とあってはいるが、感情表現の魅力があればもっと物語を深くできたと思う。

やはりトンデモ設定だが、それによる状況と人々の感情・環境の変化は面白い。
主人公が良い意味でリアル、悪い意味でつまらないため、物語にメリハリがつきにくかった。
最後くらいもっと派手な展開にしても良かったのではないだろうか。
最後の終わらせ方も強引かつ物足りず、もったいないなと思う終盤であった。
終盤の展開が、受け取り方によっては、プロパガンダ的な展開にもなるので、
そこに引っかかる人がいるのもわかるが、特に扇動されるような内容でもない。

展開に粗が多いが、トンデモ世界の出来事として納得できた。
全体的には死を自覚した人々のエピソード集として、飽きずに楽しめた。
期待を大きくしただけに、点数よりは厳し目のコメントになってしまったが、エピソードの平均点は高く、そこは評価したい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-09-13 11:34:09] [修正:2016-09-13 11:34:09] [このレビューのURL]

6点 テムさん

点数、低いですね。
まあ話のテーマに対する好き嫌いや、設定へのツッコミどころ満載なところなどから平均点が低くなるんでしょうけど、不条理な死を宣言されたあと、人間はどう思い、どう行動するかというくくりでの短編を、同じようなパターンに陥らずにしっかり一定のクオリティーを保っているのは評価に値すると思います。構成がきちんとしていて読み応えがあるし。めくじら立てずに読めば、普通に楽しめる作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-06-29 00:33:02] [修正:2015-06-29 00:33:02] [このレビューのURL]

7点 革財布さん

意外と評価が低くて驚きました
この漫画は1冊で2つの物語が載っていて短く読めます、そこが特徴の1つ。
ある国家の不条理な法律が主軸ですが、こんな法律が日本にあったら…と考えるとゾッとしますね
人間の尊厳や命の重さについて考えさせられる作品でした

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-11 22:20:40] [修正:2015-01-11 22:20:40] [このレビューのURL]

5点 アメさん

 全国民は小学校入学時、ある液体を注射される。液体には、0.1%の確率で時限的に効果を発揮する微少カプセルが入っており、「当たった人」は18?24歳までの間に突然死する。

 国民に死の恐怖を植え付け、生命の大切さを知らしめることで日々の生産性を向上させ、国家繁栄につなげる狙い。該当者には死亡24時間前にその事実が知らされ、それを伝える文書が「イキガミ」、主人公はその配達人だ。

 イキガミという設定自体がまず秀逸で、その点だけでも高く評価できると思う。

 死を目前にした人間ドラマが展開され、命とは何か、制度とはどうあるべきか、などを描くことにある程度成功している。

 ただ、残念なことに、途中からは、イキガミをもらった人間が残りの時間をどう過ごすか、といったバリエーションを見せられる展開が続くことになり、マンネリ化してしまった。

 主人公がイキガミ制度自体に疑問を感じたり、反体制派にはスパイが目を光らせていたりといった要素もあるので、その辺をさらにふくらませて、行き過ぎた管理社会によるディストピア像を詳しく構築できれば、重厚な作品になっていたのではないか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-06 20:18:43] [修正:2013-02-06 20:18:43] [このレビューのURL]

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