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7.13点(レビュー数:29人)

作者日本橋ヨヲコ

巻数17巻 (連載中)

連載誌イブニング:2005年~ / 講談社

更新時刻 2012-09-13 16:53:31

あらすじ 大石練・15歳。バレーボールの名門・白雲山学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は

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少女ファイトのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全29 件

6点 FAZZさん

最初のほうは面白かったけど失速してしまった。
相変わらずキャラクターや台詞は素晴らしいけど主要人物全員に恋愛描写があってくどい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-03-28 10:51:15] [修正:2012-03-28 10:51:15] [このレビューのURL]

7点 shinpe-さん

夢中になって読める作品であることは間違いありません。キャラはみんな愛すべき存在だし、バレーボールの試合の描写も丁寧かつ適切でさらに魅力的。極めて狡猾(ほめてます)な複線張り方とその回収のスピードの速さ。忘れ難いメッセージ性も適所に孕んでいます。

でもなんだろう、巻を進むごとに感じるようになるこの違和感は。おそらくキャラがみんな作者のコントロール下にあることに対する嫌悪感を拭えないんですよね。

あたりまえっちゃあたりまえ。批判の対象になることすらおかしいのかもしれませんが、この作者の作品はその欠点が露骨に出てしまっていることが多いのではないかと思わされます。あまりにもキャラの動きに、作り手の作為が感じられる。感じさせない作品の方が稀有なのでそれを求める方が我侭なのかもしれませんが。

『G戦場』なんかにも見られる特徴ですが、物語の中にいる人々だけで人間関係を完結させていることへの嫌悪感が残念ながらこの作品でも感じられるようになってしまったことが残念で仕方ないです。

5巻までは満点に限りなく近い漫画だったんですが・・・。これからの展開に期待しながら、見守っていきたいです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-02-17 22:32:27] [修正:2010-06-09 18:42:43] [このレビューのURL]

5点 霧立さん

[ネタバレあり]

序盤は面白かったのだが、巻数を重ねる毎に気になる点が目立ち始めた。
くどいくらい詰め込んだ人間関係、流れ作業のようにカップリングされていくキャラクター達、財閥だヤクザだ令嬢だ使用人だのの現実離れしたキャラ設定、引きこもり解消の御都合主義…
随所に熱くなれる台詞や展開もある。それはいい。ただそれが共感として心に響く為にはやはりある程度のリアリティも伴う必要があることを知って欲しいのだが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-09-24 10:30:23] [修正:2014-09-24 10:30:23] [このレビューのURL]

9点 fasterさん

作者曰く「少年マンガのように元気な絵で、少女マンガのような王道のお話を、青年誌で描きたい」というイメージから作った漫画らしいがそのイメージにぴったり合っている。

前作のヘヴンズドアのような鳥肌が立つ面白さではないけど日本橋ヨヲコの漫画って感じで面白い。

もうすでに完成されたかのような完璧なキャラ設定、ストーリー。これでまだ少ししか巻数が出てないんだからこれからどうなるか楽しみ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-14 21:22:47] [修正:2013-07-25 01:54:32] [このレビューのURL]

5点 booさん

心理描写が上手な作者らしく、バレー漫画というより人間同士の関わりや内面を抉った葛藤を通してキャラクターの成長を描く漫画。試合はそれを表現する付随物という程度。

日本橋イズムというのか作者の特徴が悪い方向に出てしまった作品だと思う。多分気になってしまうともう楽しめない。
・よく指摘されていることだが、人間関係が濃く、内に狭い。チームを守り、一つにするために他のチームに喧嘩売ってあえて嫌われるあたりにもろにそれを感じる。
・絵が個人的に残念な方向に洗練されてしまった。G戦であんなに線について語っていたのに、少女ファイトの線のタッチは巻を追うごとに魅力が無くなっていく気がする。
・登場人物の背景の特殊さ。有名女優の娘、仁義に厚いやくざの娘、重病持ちの彼氏、財閥やその関係の家の子ども、財閥のライバルとなる家の娘などなど他にも多数。
・登場人物の多くがトラウマ持ち。驚くほどに。

前2つに関しては好みの問題だろうし、人間関係が狭いのは作者の人間哲学というか持ち味なんだろうなということでまあしょうがない。
後2つはもう完全に嫌いといってもいいかも。こんな設定駆使しないと話を盛り上げられないのかと作者の力量を疑ってしまう。重い話はたまーにあればいい話になりうるけどこうも頻繁にやられると食傷気味だし、最近昼ドラのようなドロドロしてるだけの話が多すぎる。作者には普通の日常の中でキャラを掘り下げれるようになって欲しいな。
日本橋ヨヲコは本質的には少女漫画成分が多い漫画家だと思う。絵が違いすぎるだけで少女ファイトにその成分が占める割合は大きい。濃密な心理描写という彼女の長所はそれ由来だろうけど少女漫画にありがちな欠点までも感じてしまうのは私だけだろうか。
心理描写も特に最近は空回り気味で残念。あまりにも色んな意味で現実と乖離しすぎて感情移入が難しくなってきたのが原因かもしれない。

ただ評価できる点としては、キャラクターとストーリーに一切の矛盾がないこと。いい意味でも悪い意味でも。
日本橋ヨヲコはまず結末を考えてから、そこへの過程を描いていくらしい。そうなんだろうな、と思うくらいに物語は完全にコントロールされている。しかし私にはあまりにも現実的じゃないくらいに矛盾や暴走がない予定調和の物語に思えてしょうがない。

1巻の期待値はこれはG戦を超える名作になると思った程だったのに巻が進むほどに気になる所が多すぎて楽しめなくなってしまった…。
私はあまり日本橋ヨヲコが好きじゃないのかもしれない。それかG戦場ヘヴンズドアでぎりぎり保たれていたバランスが崩れてしまったのだろうか。
人を選ぶ作品で、私の好みに合わなかっただけかもしれないけど。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-28 02:11:03] [修正:2011-07-28 18:15:31] [このレビューのURL]

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