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6.83点(レビュー数:6人)

作者手塚治虫

巻数7巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:1981年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:38:21

あらすじ 優れた演技力を持ちながら代役専門の舞台役者七色いんこ。彼のもうひとつの仕事は幕間に客の金品を失敬する役者泥棒だった―

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七色いんこのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

8点 creさん

[ネタバレあり]

同作者の作品の中ではブラックジャックに近い。

ある一人の天才「七色いんこ」がその特技を利用して金儲けをする。物語はそれぞれ既存の演劇とリンクしていて、いんこや回りの登場人物たちでその演劇を作りあげる。そのデフォルメが上手いので、筋の分かっている演劇なのに最後まで楽しめる。

いんこの金儲けには確固たる理由があり、それが彼の過去と共に終幕で明らかになる。そこでやっと鬱陶しかった「本心」とのやり取りの意味が分かる。目的のためとは言え、むやみやたらに金を盗みまくるのには抵抗があったのだろう。そして、いんこは一つの目的を遂げ、全財産を使って「七色いんこ」としての(たぶん)最後の幕を上げる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-10 11:32:56] [修正:2008-02-10 11:32:56] [このレビューのURL]

8点 ひろっさんさん

舞台劇等はそこまで興味がないんですが、巧みにストーリーと絡ませ、非常に良く出来た話になっています。舞台を知らない人の入門書としてもオススメです。

氏の代表作、「ブラックジャック」同様、天才のアウトローという主人公ですが、こちらの方がマヌケなシーンが多いですね。

面白いマンガなのに思いの他周囲に知られていない作品なので悔やまれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-24 16:19:16] [修正:2007-02-24 16:19:16] [このレビューのURL]


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