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6.83点(レビュー数:6人)

作者手塚治虫

巻数7巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:1981年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:38:21

あらすじ 優れた演技力を持ちながら代役専門の舞台役者七色いんこ。彼のもうひとつの仕事は幕間に客の金品を失敬する役者泥棒だった―

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七色いんこのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

7点 s-fateさん

演劇など100%知らない子供の頃に読みました。それでも面白かった。今読み返すとこんなに短かったっけ?という印象です。この作品に出てくる演劇はなんとなくあらすじを知ることができたので、その後何か読んだり話するときに演劇に言及されてもこの作品で紹介されていて何となくわかって助かる、ということが何回かあって人生に影響を与えている、かもしれません。ドタバタもあるし途中で妙にホモ犬にスポットが当たったり逡巡する時期がありますが(たしかブラックジャックと二本立てでしかも表紙みたいな無茶もしていたのでしかたない気もします)、大筋は決まっていてラストも良いです。
 この作品の特徴として時事ネタを取込む傾向があり、リアルタイム近くの頃に読んだ人なら「ああ、あの事件をベースにしているな」という話もあると思いますが、今となってはわからないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-18 09:50:06] [修正:2010-07-18 09:50:06] [このレビューのURL]

6点 columbo87さん

天才役者のいんこの正体はドロボーなのであった。
モグリの技術者、達人という部分ではB・Jと共通する部分。
ほとんどの場面でクールなB・Jと違う所は結構劇場型で、失敗したりする所。
人間味があるともいえるがあまり応援できるタイプの人間ではない。話しも暗め。
作品としての完成度は高く、1話完結系のストーリーの中から紡がれる人間関係の展開が素晴らしい。スターシステムでもって出てくるキャラクターも魅力的でうれしい所。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-09 15:47:33] [修正:2011-08-09 15:47:33] [このレビューのURL]

5点 bugbugさん

やってることはブラックジャックとほとんど同じなのに
なぜか好きになれない
ずばり主人公の差だとおもう

心に染みいる話の構成は相変わらず多いんですが、
主人公が軽く見え、お前に言われたかないわと思わずにいられない

ブラックジャックがかっこよすぎたのが最大の敗因ではないでしょうか

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-03 18:29:45] [修正:2010-05-03 18:29:45] [このレビューのURL]

8点 creさん

[ネタバレあり]

同作者の作品の中ではブラックジャックに近い。

ある一人の天才「七色いんこ」がその特技を利用して金儲けをする。物語はそれぞれ既存の演劇とリンクしていて、いんこや回りの登場人物たちでその演劇を作りあげる。そのデフォルメが上手いので、筋の分かっている演劇なのに最後まで楽しめる。

いんこの金儲けには確固たる理由があり、それが彼の過去と共に終幕で明らかになる。そこでやっと鬱陶しかった「本心」とのやり取りの意味が分かる。目的のためとは言え、むやみやたらに金を盗みまくるのには抵抗があったのだろう。そして、いんこは一つの目的を遂げ、全財産を使って「七色いんこ」としての(たぶん)最後の幕を上げる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-10 11:32:56] [修正:2008-02-10 11:32:56] [このレビューのURL]

8点 ひろっさんさん

舞台劇等はそこまで興味がないんですが、巧みにストーリーと絡ませ、非常に良く出来た話になっています。舞台を知らない人の入門書としてもオススメです。

氏の代表作、「ブラックジャック」同様、天才のアウトローという主人公ですが、こちらの方がマヌケなシーンが多いですね。

面白いマンガなのに思いの他周囲に知られていない作品なので悔やまれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-24 16:19:16] [修正:2007-02-24 16:19:16] [このレビューのURL]

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