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7.4点(レビュー数:20人)

作者宮崎駿

巻数1巻 (完結)

連載誌アニメージュ:1982年~ / 徳間書店

更新時刻 2012-09-15 10:50:57

あらすじ  作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。
つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。
(Amazonレビューより)

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シュナの旅のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全20 件

7点 dollboxさん

『ナウシカ』や『もののけ姫』などにつながる、宮崎駿氏の価値観や思想なんかがいろいろ伺えます。
初版は1983年。
本作のキャラクターや表現は、後の宮崎作品を彷彿させるものも多く、今読むと新鮮さはあまりないかもしれない。
しかしそれは、当時『ナウシカ』以前に、宮崎氏の表現したいものの方向性が、完全に見えていたということでしょう。

まあ先入観やパブリックイメージは忘れて、シュナと共にこの旅に身をゆだねてみてください。
豊かな自然も、生命力の満ちた生物も、神話的な世界も、どれも素晴らしく美しい。
だけどやっぱり残酷でどうしようもないのは人間。
しかし、それもまた一面。
生きる人間は強く、そして素敵です。
シュナやテアのような人間を、僕はやっぱり嫌いにはなれませんよ、宮崎さん。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-05-10 01:33:30] [修正:2006-05-10 01:33:30] [このレビューのURL]

6点 勾玉さん

すでに他のレビューでも言われていますが
漫画ではなく、絵に文章がついた絵本と言った形式の作品です。
そのため物語の展開は簡潔でテンポよく進展していくのですが
反面、漫画の強みであるキャラクター性には欠けています。
チベット民話が元になった話というだけに、
童話を読んでいる感覚に近いですね。

ナウシカが公開される前に描かれたこの作品は
映画監督、宮崎駿を形成するルーツの一つでしょう。
ジブリ映画が好きなら、読んでおいて損は無いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-15 10:52:16] [修正:2012-09-15 10:52:16] [このレビューのURL]

4点 gundam22vさん

最近のジブリ作品よりはマシかもってくらいの質がありますが、
1冊の絵本形式だけに、色々面白い要素はありますが、
どれも薄味という感じです。

何が言いたいのかが、あとがきで分かったというくらい主要な部分すら謎に満ちたまま終わるので、すっきりしない感じもします。
漫画以前に絵本的なので読みやすさは乏しいです。

短編アニメにしたらもっと魅力が出るのではと思いましたが、
漫画としては微妙な作品かと。








ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-18 04:09:19] [修正:2011-02-18 04:09:19] [このレビューのURL]

10点 gotouさん

いい話です・・・。
派手さには欠けるのですがそこがまた良くホロリときます。
絵本のようです・・・。

宮崎作品が好きでこの本を知らない人には絶対読んでもらいたい!!
買ってもよいくらいの本かと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-09 20:36:22] [修正:2010-11-10 23:18:06] [このレビューのURL]

9点 ジブリ好き!さん

短編だけど読後はふんわりとした、でもじーんとくる不思議な感覚が味わえます。ジブリらしさ全開の、波のない話が特徴!
全編カラーなのも嬉しい!
本当に優しい気持ちになれる漫画(絵本?)です。

ナウシカの水彩画集で、ナウシカのカットはほとんど意に背くものであると宮崎駿は言ってました。彼的には、この作品はそのうっぷんを晴らすような位置付けです。つまりこの作品こそが、商業主義を排して彼が本当に描きたかった世界!

ラピュタやナウシカ、モノノケに千と千尋といった要素が入った、まさにジブリテンコ盛りの内容が、オリジナルで読めるファンにはたまらない作品!カラーなのに高くないし、凄くお薦な傑作です!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-11 00:41:20] [修正:2010-03-26 23:45:56] [このレビューのURL]

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