たいようのマキバオーのレビュー
8点 即身仏さん
みそりのマキバオーよりも競馬に対する濃度が「濃い」競馬漫画。
キャラクターは相変わらずサラブレッドとは程遠い荒唐無稽な馬体ではあるものの、読んでみると前作同様そんなものは気になら為らなくなる位、競馬に対する真摯な姿勢が感じられるのは素晴しいものがある。地方競馬、しかも賞金ランクが一番の底辺に位置する高知競馬にて泥臭くも一歩一歩踏みしめるかのように強くなっていくヒノデマキバオーがたまらない。競馬とはこういうものだと体現した良作。
後、外伝でアマゾンスピリットのお話があったけど、これも良い漫画でした。
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[投稿:2010-09-23 03:05:44] [修正:2010-09-23 03:05:44] [このレビューのURL]
7点 1111さん
みどりのマキバオーの姉妹作。
今作は青年誌連載のためか、みどりのマキバオーよりも話の展開は遅く、いわゆる少年誌的な異常な展開は控え目になっている。
しかし、みどりのマキバオーでは無かった地方競馬やダートの意地、何度も敗北を味わいながら下から少しずつ這い上がっていく様子が描かれており、また違った味わいがある。
キャラクター描写も個性豊かで、ギャグと熱血のかけあいも健在。
良くある二世モノや続編のようにみどりのマキバオーのキャラが必要以上にでしゃばるということもなく、あくまで「たいようのマキバオー」として楽しめるつくりになっています。
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[投稿:2010-02-28 15:40:56] [修正:2010-02-28 15:40:56] [このレビューのURL]
6点 DEIMOSさん
地方競馬版マキバオー。
まず、哀愁感漂う高知競馬、という舞台が良い。
しかも、マキバオーは、大人の事情に振り回されて連戦連敗を強いられる、という切ない設定で始まるあたり、読者の成長に合わせたのか、それとも、つの丸が成長したのか。
各キャラ配置は前作からの焼き直しだが、それが嫌だということはなく、むしろ心地よい。
(前作自体が名作のオマージュに溢れていたし。。。)
もはや今作の主軸は、「努力・勝利・友情」ではないことは明らか。
この「哀愁」をどうやって面白く展開させていくのか、そのあたりに注目しながら今後に期待したい。
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[投稿:2008-12-22 16:53:15] [修正:2008-12-22 16:53:15] [このレビューのURL]