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6.33点(レビュー数:3人)

作者山田南平

巻数25巻 (完結)

連載誌花とゆめ:1996年~ / 白泉社

更新時刻 2009-11-25 06:40:47

あらすじ 満月の夜、紅茶に月の影を映して。
スプーンでゆっくりかき回し,その紅茶を飲んでみたら…。

紅茶同好会に所属する吉岡奈子(たいこ)。
親友のそめこに誘われ、幼馴染みで部員のハルカと3人で魔法を試してみたら、なんと紅茶カップから小さな王子様が現れて…。

紅茶の香りに包まれた、学園&恋愛ファンタジー。

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紅茶王子のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 みかんさん

一言でいうと「面白かった」。

まず、願い事を叶えてくれるという紅茶王子を呼び出すおまじないや、小さな紅茶王子、王女の見た目の可愛らしさ、そして人間サイズでの華やかさ…。このあたりの乙女ちっくでドリーミングな要素
と、しっかり者だけどややがさつな主人公のバランスが丁度良かったと思います。甘さだけでなく、爽快感も印象に残る作品でした。


勿体ないなと思ったのは、美佳→奈子→アッサムの三角関係が不完全燃焼に終わったところですかね。人間でしかも主人の好きな人に恋愛感情を持つなんてタブーだ、というアッサムの葛藤や、そこから奈子が一度はハッキリと失恋するという展開など、きっちり掘り下げた構成で見たかったなーという思いが残りました。
美佳が嫉妬と焦りからアッサムを帰してしまったところで「いよいよ三角関係がメインに!?」と期待したら、そこで美佳がほぼ退場になってしまって「あれっ?」でした。

終盤は設定上の伏線回収に比重がいきすぎだったかな。

上手く表現されてたなと思うのは、紅茶王子たちとの出逢いによる心躍る気持ちと、別れの寂しさ、それを乗り越えようとする前向きさ。ペコーの時も紅の時も、読んでて切なかったです。

それからやっぱり少女漫画で大事な魅力のひとつ。
ヒーローがかっこいい!
ケンカップルがデレる瞬間というのは最高です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-02 12:31:09] [修正:2012-07-02 12:41:49] [このレビューのURL]

4点 臼井健士さん

この漫画も何か訳の判らない漫画ですね。
「紅茶の精」が登場することを除けば、「ただの学園漫画」です。
長所はハッキリ言って「画力」だけだと言っていいです。
前作の「オトナになる方法」でも思ったことですが、山田先生は変な設定ばかり採用します。
20巻以上も続けるような漫画ではない。
画力はAランクでもストーリーがCもしくはDランクだとバランス悪過ぎです。
ごく稀にそういう作家がいらっしゃいますが、どうすればいいのでしょうか?

答えは・・・・・原作者だけ別な方にやってもらうことです。「ヒカルの碁」なんかはそのいい「成功例」だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-18 22:12:02] [修正:2010-06-18 22:12:02] [このレビューのURL]


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