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9.5点(レビュー数:2人)

作者杉作

巻数9巻 (完結)

連載誌イブニング:2000年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:41:21

あらすじ 捨てネコだった「クロ」が、ネコたちのコミュニティの中で暮らす様子を、筆による温かいタッチで描いたマンガ。
2005年3月、連載終了。

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クロ號のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

10点 ネズラくんさん

[ネタバレあり]

これまでに読んだ漫画の中でも最も好きな作品の一つ。
それまではあまり猫は好きではなかったのですが、これを
読んで変わりました。
ボスになったのもつかの間、死の病にかかってしまったクロが、
最後の力をふりしぼって街中をパトロールし、仲間や人間達に
最後の別れをするシーンは涙なくして読めません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-27 00:51:48] [修正:2009-09-27 00:51:48] [このレビューのURL]

9点 cardiacさん

[ネタバレあり]

飼い猫野良猫たちの世界を猫たちの目線で描いた作品。筆で書かれた絵は暖かく、出てくるキャラクターもかわいらしくてとっても魅力的。しかし交通事故や保健所に連れて行かれたり、主人公が病気で亡くなったりするなど、厳しい現実もしっかり描かれている。

漫画に夢とか希望を求める人には、ラストの重さは辛いかもしれないが、ペットとしてであれ動物ときちんと付き合うことを考えれば、こうした一面があることを伝えることに十分な意味はあると思う。また作者本人が飼っていたクロが亡くなってしまった以上、空想の世界で連載続けるのは忍びなかったに違いない。作品を終わらせることで、作者はクロに対してしっかり向き合い、けじめをつけようとしたのだと思う。

この作品は主人公クロの視点で描かれているが、それは猫好きな人間が猫を毎日見ながら、彼らがどんなことを考えているかを想像した結果生まれた発想なのだと思う。だから作品全体を包む雰囲気がとても暖かく感じるのだろう。

単行本をすべて集めるには苦労するかもしれないが、猫好きには是非読んで欲しい作品。

個人的にはツルマルとチン子が大好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-14 15:04:59] [修正:2007-12-14 15:07:02] [このレビューのURL]


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