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7.5点(レビュー数:4人)

作者山田玲司

巻数1巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー大漫王:1994年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:27:21

あらすじ いつも通り九条は、家庭教師の女とドラッグをやっていっていた。この社会に不満をもつ九条にドラッグで完全にいかれている流香が近づく。流香の手にしていたものは、固まった油絵を溶かす劇薬「ストリッパー」。そんなとき九条の親友であるカフカが駅で発狂する。シャブ中で父親を亡くしたカフカは、完全にラリっていた。そして、流香はカフカにも近づいていく。九条・流香・カフカの3人は東京ストリッパー作戦を決行する。ありとあらゆるものを溶かしていく。そこに仲間外れとなって激怒した滝は、カフカに間違ってストリッパーをかけてしまう。視界を失ったカフカと出会う九条は何を思うのか。

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ストリッパーのレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

6点 ルリヲさん

作者があとがきで述べているように、実に青臭い漫画。

「10年の葛藤、60年の我慢」とか「ひとりあがいて、がまんを続けていくうちに、死だけが平等にやってくる」みたいな言葉から分かるように、人生に登場人物たちは半ば絶望してるわけで、そういう考えがくさいなあと思う。

でもくさくてまっすぐだから心にくるものがあった。
1冊丸ごと書き下ろしで作者の思想をぐっと背負わされたような読後感。
ふっちゃけ本編よりもあとがきのほうが読んでて心にきた。

あと、カフカがあだ名ってちょっと恥ずかしいね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-31 22:40:57] [修正:2013-07-31 22:40:57] [このレビューのURL]

9点 森エンテスさん

ひたすら「青い」作品。

青少年の鬱屈した感情に哲学を乗せて「こうなんだよ!!」と相手(読み手)の気持を考えずに、刃物を突きつけられた感じ。

共感出来る人には上記点数、そうでない人は「2点以下」の作品ですかね。

それにしても、バブル年代の東京育ちの作家のドラッグの「当たり前感」は凄いなといつも思ってます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-10 16:02:49] [修正:2011-04-10 16:05:03] [このレビューのURL]

セックス&ドラッグ&葛藤&成長

精神の成長が、年齢に追い付かない時期に起こってしまう
敏感な心ゆえの怯え。みたいなものを
うまく代弁し表現しています。
青くて重くて、鼻で笑って心で受けとめて
みたいな漫画です。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 500円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-26 13:27:46] [修正:2005-07-03 22:55:03] [このレビューのURL]

8点 真樹さん

とにかく青臭い。そして救いが無い。
だけど深い。そんな作品。
丸一冊分書き下ろしだけあって、スピード感は良い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-02 23:07:28] [修正:2005-05-02 23:07:28] [このレビューのURL]


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