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7.2点(レビュー数:5人)

作者黒田硫黄

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:1999年~ / イーストプレス

更新時刻 2011-01-12 13:19:34

あらすじ 1993年から1999年に発表された11の短編を収録した黒田硫黄の第1短編集。デビュー作「蚊」、カラー作品「西遊記を読む」、漫研時代の作品「熊」「南天」、同タイトルの手塚治虫作品のカバー「メトロポリス」、よしもとよしともと原作による「あさがお」など、初期のさまざまな試みを堪能できる。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

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大王のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

5点 ショーンさん

この作品は黒田硫黄という漫画家の個性を最大限引き出していると言える
まず展開が予想できん!それに普通の漫画家とは明らかに異質な描き方、こんな変な題材で漫画を作ってしまう黒田硫黄はヤバい!
万人受けはまずしません。私は所々好きな話はありましたので5点で
この漫画をすべてを受け入れられる人は黒田信者間違いなし

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-17 00:43:03] [修正:2010-05-17 00:43:03] [このレビューのURL]

10点 くっしいさん

久し振りのレビューです。

 この人は筆を使って描くので独特の風味の絵になります。
 一見粗く見える絵ですが、効果を十分にもたらす大胆で動的な構図が持ち味と言えます。
 その持ち味は、この人の話し運びと合わさると途端に雄弁に主張を始めます。話しが物語りになるのです。この人の代表作の一つ「茄子」でもそうですが、それほどの劇がない所に物語が生じて世界が広がっていくのです。淡々とそれでいて着地点も見えず、どこへ連れて行かれるのか分からない期待を膨らませてくれます。このある種快感とも言える浮遊感を楽しむだけでも読む可知のある漫画です。
 この漫画は既に消費される商品ではなく蓄積されるべき文化なんだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-25 21:50:25] [修正:2009-10-25 21:50:25] [このレビューのURL]

7点 Dr.Strangeloveさん

パクりパクられが横行する今の漫画界において
オリジナリティというのは本当に貴重なものになった。
この個性は大事にしていってもらいたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-13 18:23:20] [修正:2007-06-13 18:23:20] [このレビューのURL]

6点 ごまあぶらさん

ああ、これが黒田硫黄だな、と再認識させてくれます。それぞれの話すべて、硫黄の臭いが香ばしい。
起承転結を忠実に守っているようで、完全に無視しているような独特の作風。
はまれば信者間違いなし。
発想が壮絶で、どこに行くかわからない。
その行方にどきどきします。
欠点は一度目のインパクトが大きすぎるというところでしょうかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-05 14:44:44] [修正:2006-02-05 14:44:44] [このレビューのURL]

8点 団背広さん

他人の夢を覗き見しているような感覚すらするヤバい漫画群。
中でも「象の散歩」のとあるセリフは、時が止まったかと思うほど強烈な衝撃を受けた。一体なんなんだこれは!?
その衝撃がどーしても忘れられんので、7+1で8点。

これぞまさしくセンス・オブ・ワンダーなコミック。藤子不二雄のスピリットを受け継ぐのはこの黒田硫黄かもしれん。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 09:22:07] [修正:2005-05-07 09:22:07] [このレビューのURL]

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