ホーム > 青年漫画 > 月刊アフタヌーン > 薬師寺涼子の怪奇事件簿

6点(レビュー数:2人)

作者垣野内成美

原作田中芳樹

巻数14巻 (連載中)

連載誌月刊アフタヌーン:2004年~ / 講談社

更新時刻 2011-07-28 00:16:52

あらすじ 父親は元警視庁幹部、東大・法卒、27歳の超美人&ナイスバディ警視・薬師寺涼子。唯一の欠点は「ドラキュラもよけて通る」性格の悪さ。通称「ドラよけお涼」とは彼女のことだ!そして、世にも奇怪な事件が、東京・湾岸副都心の巨大な複合ビルで連続する……。

備考 月刊マガジンZが09年3月号(1/26発売)を以って休刊。
それに伴い、09年3月よりアフタヌーンにて連載中。
*****
アフタヌーン移籍後の単行本は、副題の上(中)下巻として、数字での○巻という表記ではなくなったが、便宜上、通し数字の巻数で表示。
・マガジンZでの連載分 〜11巻まで
・アフタヌーンでの連載分
 霧の訪問者   上巻 →12巻
 霧の訪問者   下巻 →13巻
 水妖日にご用心 上巻 →14巻

シェア
Check

薬師寺涼子の怪奇事件簿のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 フクポルさん

<所持歴:14巻まで(水妖日?の上巻)。現在は売却>

タイトルに「怪奇」とある様に、エピソード(事件)は
人外の者が起こすものばかり。
それもオカルト(超常現象・霊魂)というよりはモンスター。
そして展開も、通常のミステリー作品であれば、
最後に犯人判明、あらビックリこの人が?ってな感じやけど
本作では、中盤付近で犯人(前述の様に人ではない)判明、
以降はそれを追い詰め、退治?するアクションがメインとなるなど
本格ミステリーを期待すると肩透かしを食らうかも。

が、ある意味ファンタジーな路線をハナっから最前面に押し出してるので
そのつもりで読めばフツーに楽しめる作品。
むしろ、自分は小学生探偵や某孫探偵の作品にはあまり良い印象が無いので
コチラの方が遥かに好感が持てる。
絵も綺麗やし。

原作は小説らしいけど、残念ながら自分は未読。
原作者曰く、「ビジュアルイメージは垣野内先生以外にはありえない」
らしく、原作から入る読者も特に違和感はないらしい。
ただ、お涼の泉田に対する言動など、ニュアンスが若干異なる部分があるらしく、
両方を読み比べてみるのも一興かと。


1巻以降、2巻分で1つのエピソードを収録し、基本はどれから読んでも
問題はない作りになっている。
1/23発売の11巻で「夜光曲」というエピソードが終了。
が、連載誌であるマガジンZが休刊となり、以降(コミカライズされてない原作が2エピソード分ある)は
掲載誌を変えてアフタヌーンで連載中。


さて長々と書いてきたけど、この作品、何となく読み難い気がします。
(絵ではなく構成が)ごちゃごちゃしてるというか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-12 18:52:34] [修正:2010-11-13 01:02:13] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

「銀河英雄伝説」の田中芳樹と「吸血姫美夕」の垣野内成美がコンビを組んで贈る、
怪奇ミステリー小説の漫画版。原作は未読ですが、小説版でもこのコンビのようです。

内容についてはフクポルさんのレビューが素晴らしいので、割愛w
補足させていただくとすれば、モンスターは基本的に実行犯?なだけで、結局のところ黒幕は
それらを利用する人間なんですな。確かに化け物じみた権力者が多いですけどね。
なので、単なるモンスター退治だけで終わらないところが救いです。

傍若無人で唯我独尊で傲岸不遜で悪辣で自分勝手で無慈悲で無邪気な絶世の美女、お涼さんが、
泉田くんの気を引こうとしたり、想いを遠回しに、まれに直球で伝えたりするのがかわいかったりします。
若干読みづらいですが、絵が綺麗なのも良いです。まぁとにかく脚を見せつけてくれます。
もともと原作者の思い描いていた「絶世の美女」を表現できるのはこの人以外に考えられない、
と直に指名されたのが垣野内氏だそうで。

この作品の売りは 「謎解き」 ではなく 「爽快感」。
お涼さんの暴れっぷりと性格にイラッとくる人でなければ、充分に楽しめる作品だと思います。
いくらなんでもハイヒールで全力疾走なんて無茶ですよ…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-21 20:55:16] [修正:2010-07-21 20:56:31] [このレビューのURL]


薬師寺涼子の怪奇事件簿と同じ作者の漫画

垣野内成美の情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊アフタヌーンの情報をもっと見る