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7点(レビュー数:1人)

作者柏木ハルコ

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 00:44:26

あらすじ 女心は、恋だのオシャレだのだけじゃない!!もっとディープで不条理な女と男の、時には女と女の心の深海が欲する愛のカタチ…
[いぬ][花園メリーゴーランド]著者の短編より傑作だけを選りすぐった愛と体をめぐる、めくるめく作品集。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

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愛・水族館−柏木ハルコ傑作短編集−のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

柏木ハルコ初の短編集。

この人の描く女性像は本当に不思議な魅力を持っていて、
例えるのが難しいが、言わば活力に満ちた女性、土着的な魅力を持った女性像であり
男性女性両視点からでも非常に調和のとれたキャラを作るんですよね
NANAに代表されるようなファッショナブルな恋愛少女漫画とは
一線を画した作風を描き続けている稀有な女性漫画家だと思う。

本作では
『QUOJUZ』のようにエロでお馬鹿な作風から(『教師失格』)
『よいこの星!』のような子供達の微妙な感情(『ぷにぷに』)そして
『花園〜』や『鬼虫』のような雄雄しくも華麗な女性まで(『海女唄』)
作者が10年近く描き続けた作品群の適度な例がピックアップされており
柏木ハルコ作品をはじめて知る人には最良な一品。

どれも個性があっていいが個人的に『海女唄』が白眉。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-01 21:35:07] [修正:2009-01-18 22:15:17] [このレビューのURL]


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