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8.16点(レビュー数:6人)

作者ながやす巧

原作浅田次郎

巻数10巻 (休載中)

連載誌画楽.mag:2007年~ / 集英社

更新時刻 2012-07-13 12:39:39

あらすじ 慶応四年一月。鳥羽・伏見の戦いの大勢は決し、幕軍は潰走を始めていた。そんな中、大坂の盛岡藩蔵屋敷に満身創痍の侍が紛れ込む。かつて盛岡藩を脱藩し、新選組の隊士となった吉村貫一郎であった。保護を求める吉村に対し、蔵屋敷差配役であり吉村の旧友であった大野次郎右衛門は冷酷にも彼に切腹を命じる。 時は流れ、大正4年。北海道出身の記者が、吉村を知る人々から聞き取り調査を行っていた。彼らによって明かされた彼の生涯とは。(wikipediaより)

備考 同名の時代小説を漫画化した物。最初、コミックチャージで連載されていたが、同誌の休刊に伴い連載が中断。その後、別冊少年マガジンで連載を再開され、また、それに伴い講談社から新装版の単行本が発売(KCDXから発売)されたが後に長期休載。その後、画楽.magに移籍し、また、集英社から新装版の単行本が発売された。しかし、途中で休刊となったため、現在、再び長期休載中となっている。

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壬生義士伝のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

9点 blackbirdさん

幕末漫画は数あれど、中でもこの吉村という一人に焦点を絞っての
描き方は初めてで新鮮。

新選組がどういう集まりだったのか、
「尊王攘夷」がどんなものだったのか、
当時の下級武士達の、将来の希望のなさとやるせなさ。
武士なのか、武士とは言えないのか、自分がよくわからないまま
幼馴染に腹切りを迫られる割り切れない思い。

それがながやす氏の緻密な画力で、ものすごい迫力で伝わってくる。
巧い、巧すぎる。

第二部からは息子や妻の話も加わり、さらに涙無くしては
読めなくなりますね。

原作がしっかりしているので、終わり方も期待しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-18 18:34:49] [修正:2011-09-18 18:34:49] [このレビューのURL]

9点 torinokidさん

新撰組を扱ったマンガは数多あるが、
個人的にはこの作品が最も面白く読める。

本作品については小説よりもマンガの方が上かなと思う。

連載中なので現時点では9点。あとはラスト次第。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-08 11:49:39] [修正:2011-04-18 20:40:37] [このレビューのURL]

8点 鋼鉄くらげさん

反骨精神という言葉があるように、まだコンピューターグラフィックによる漫画の作成が出来ずに、更にはスクリーントーンさえ無かった時代、多くの漫画家志望者達は全て自分の手で(つまりは画力で)万物の全てを描写し、表現しなければなりませんでした。そういった逆境とも言える時代の中で育った漫画家達は、確かに今現在の漫画家達と比べても格段に画力が高いです。自分の手で描かなければ伝えたい事を伝えられなかった時代。上手くなる事は、むしろ必然の結果だと言えたのかもしれません。

そんな前置きをしてこの作品ですが、絵だけをとって見れば、文句無しに10点です。もう惚れ惚れしてしまうほど、その画力は素晴らしく、別マガの中でも群を抜いてその巧さが際立っています。同誌に掲載されている他の作品群が子供同然に見えてしまうほど、その巧さはもはや別次元です。

ただストーリーとしては、自叙伝に近いものがあるため、「楽しむ」というよりは「知る」という感覚の方が強いかもしれません。しかし幕末の時代劇物を楽しみたいという人にとっては、その抜群の画力と綿密かつ緻密な時代考証あるいは舞台設定から繰り広げられる、吉村貫一郎の壮絶な人生叙事詩に充分満足できる作品なのではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-20 22:28:19] [修正:2011-02-20 22:28:19] [このレビューのURL]

9点 臼井健士さん

浅田次郎の原作小説・壬生義士伝「新撰組でいちばん強かった男・吉村貫一郎」を中心に滅び行く武士階級を描く。
明治の世。幕末の喧騒も何処へやら。東京で文明開化の見世物が流行る中、居酒屋を営む老人の元へ一人の若者が訪ねてくる・・・。
男は老人に昔話をせがんだ。かつては新撰組の隊員であった老人に同じく隊員であった吉村貫一郎の話を聞くために!

幕末の京都で尊皇攘夷派の志士たちを震え上らせた会津藩お抱えの剣客集団「新撰組」。
池田屋事件で尊攘派志士たちを一網打尽にし、一躍名を上げた彼等は新規の隊員を募集。
行き場のない食い詰め浪人を中心に、それでも多くの新規隊員を加えることになる。
その中に奥州は津軽藩から脱藩して新撰組に加わろうとしていた男がいた。
一見して優男のその男は実は北辰一刀流の免許皆伝の腕前。
新撰組でも腕利きの剣客として知られていた二番隊組長の永倉新八を立会いで追い詰めるほどであった。
その男こそ「吉村貫一郎」その人であった!

吉村と新撰組の徳川時代の終焉を彩る物語の幕がここに上がる!!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-31 13:59:52] [修正:2010-10-31 13:59:52] [このレビューのURL]

7点 幻想さん

あまり読んだことのないジャンルなのでまだ何とも言えない。
見所もあり面白い作品になると思う。これからの話を見ながら判断していきたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-05 01:28:33] [修正:2010-08-05 01:28:33] [このレビューのURL]

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