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5.07点(レビュー数:158人)

作者岸本斉史

巻数73巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-24 18:23:59

あらすじ 忍の里・木ノ葉隠れの里の少年・うずまきナルトは忍者学校(アカデミー)の超問題児。毎日いたずらばかりして、イルカ先生に怒られている。その上、学校では落ちこぼれで卒業もおぼつかない。だがナルトには、里の忍びの長(おさ)・火影(ほかげ)の名をついで、里一番の忍者になるという夢があった。しかし、そんなナルトを見る里の大人たちの視線は冷たい。実はナルトには出生の秘密があった・・・

備考 本編終了後、外伝「七代目火影と緋色の花つ月」が短期連載(全1巻)された。

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NARUTO-ナルト-のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全158 件

8点 FSSさん

[ネタバレあり]

「聖闘士星矢」や「幽遊白書」などの過去作品から革命的な変化こそ遂げなかったが、「ブリーチ」同様、良くも悪くも、ジャンプ特有の王道バトル漫画の正統進化系である事は間違いない。

「カムイ伝」や「伊賀の影丸」といった古典や小説を含め、忍者を扱った作品は少なくないが、そんな中、「ファンタジーとしての忍者らしさ」を前面に押し出しつつ、これだけ少年誌向けのバトル漫画として上手く昇華させた作品は意外なまでに少ない。

確かに「暁」編以降、もはや忍術の枠を超えて何でもアリになってしまった感があるが、それでもバトル漫画としては十分に面白いし、インフレも比較的緩やか。「ブリーチ」が昔ながらの単純なインフレバトルであるのと比べれば、こちらは辛うじて忍術による「能力バトル」という側面を保っているし、その能力も色々と工夫があり飽きさせない。敵にも味方にも魅力的なキャラが多いという点も「ブリーチ」より一段上。

また、強敵に対しては悟空だけが活躍するだけだった「ドラゴンボール」と比べれば、脇キャラにもバランス良く活躍の場が与えられている点も好感が持てるし、そうしたチームプレイゆえに強敵を打破するという展開にも納得が出来る。

その戦いの過程で見出される「人との繋がり」や、「次代に受け継がれて行く思い」といった心の描写も丁寧で上手い。

かなりの長期連載になっているから、今の「暁」編後、引き延ばすことなく、決着をつけるべきキャラに決着をつけて終了してくれれば名作と言っても過言ではない作品。


PS.少し漫画を読み慣れる高校生くらいになると「忍術で心臓を増やせてもいいのだろうか」みたいにリアリティに対する突っ込みを始める人が出てくるが、根本的に漫画の楽しみ方が分かっていないと言わざるを得ない(もっとも私もそういう時期はあったけどw)。それは単に漫画における「リアリティの基準」をどこに設置するかという問題であり、作中において忍術の設定を緩くすればある程度何でもアリに出来るし、逆にリアリティを優先すれば単にチャクラで肉体の潜在能力を高める程度に抑える事も出来る。だがその分リアルにはなるが少年漫画向けの派手な展開は描けなくなる。それは掲載誌の傾向や漫画のジャンルとしてどちらを優先するかというだけの問題であり、リアリティの有無の問題ではない。そもそもチャクラという設定自体、現実にはあり得ないのだから、こんなところにいちいち突っ込むのならこの手の少年向けバトル漫画は読むべきではない。例えて言えば映画「ハリーポッター」に対して「魔法なんてナンセンス」と言うようなもので、評価すべきポイントがズレている。

ナイスレビュー: 5

[投稿:2008-04-12 22:43:24] [修正:2008-04-12 22:43:24] [このレビューのURL]

4点 フクポルさん

<所持歴:30巻くらいまで。まとめて買ってソッコー売却>

世間で言われてるのが「1部は良かったが2部はつまらん」というもの。
自分は単行本一気読みしたけど、確かに2部以降は内容が薄い。
で1部はというと、2部に比べりゃおもろいとは思うけど絶賛するほどでもない。

何故だろう・・・

で、気が付いた。

主人公の「〜だってばよ」という口癖。
あれが、どうにもこうにも気に入らない。
ムカつきさえしてしまう程。
性格とかは他の作品でもよくある設定なのに、口癖のせいでその性格すら鼻につく。

主人公が好きになれない。
これがこの作品が嫌いな一番の要因。

主人公って大事なんやなぁ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-03-07 13:35:11] [修正:2010-02-07 16:56:14] [このレビューのURL]

8点 milmilky25さん

どんなストーリーにも大抵は人間が登場します。
ドラマの本質とは人間の葛藤を描くことだと思います。
この漫画には、それがある。
主人公だけでなく、仲間や敵にもスポットが当たるところが良い。
他の漫画の表現を使いますが、
「この漫画には血が通っている」と思える時があります。
読んでほしいという気持ちが伝わってくる。

作者が映画好きの為か、
構図の斬新さと演出力の高さも素晴らしいです。
単行本に書かれている生い立ちヒストリーも面白い。
これから何か描きたいと思っている人は読んでおいて損は無し。

最近気になるのが敵の能力の奇形化・・・
「死なない」とか「心臓いっぱいある」とか。
登場人物の目に生気が感じられなくなった。

でも、こんなことを書いててもジャンプで真っ先に読むのはこの漫画。やはり展開は気になるし、面白いことに間違いはありません。

よくぞ描いてくれたと思う。
とても好きな漫画です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-07-02 14:06:05] [修正:2007-07-02 14:06:05] [このレビューのURL]

5点 あんりさん

一部は好きです おもしろかったです


2部からは残念ながら読んでませんが
いつか完結して 時間ができたら読んでレビューし直します
いつになるかな…


ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-11-12 09:20:04] [修正:2010-05-25 14:22:22] [このレビューのURL]

5点 zeebra2001さん

最初ジャンプで新連載が決まって、凄い面白い漫画が始まったなと思いました。
特に主人公の体の秘密、忌まわしい過去やライバル達のキャラがとても上手く
立っていて、ギャグもセンスがありました。しかし、2部と言うべき成長物語
を描くのが、天才的に下手だったのが残念でありません。相変わらず、作画や
敵の心理描写にバトルシーンは上手いんですが、テーマが浅すぎる。いつまでも
裏切ったサスケに執着しているナルトやサクラが、まるで成長していない。更に、
「忍者」なのに隠密とか戦国時代の臨場感とか全く無いのが悔しい。忍者同士の
対立は『忍空』をイメージし、また既にやり尽くされた他国に潜入して極秘任務を
こなす展開を捨てて、里の中で繰り広げられる心理戦に重点を置いたから、やはり
ダラダラ感が読者に植え付けられたのでしょう。ハッキリ言えば、「せまい」んです。
何もかも。結局、ナルトの世界観が忍者の世界限定なので侍やお殿様など、他の職業
であるキャラクターが出てこないのが、全然成長していないのでしょうね。例に挙げる
ならばドラゴンボールやワンピースはどんどん、規模が大きくなり、ワクワク感を
演出出来ますが、ナルトとブリーチはだんだん、規模が小さくなり、内向的な世界を
読まされている気持ちになります。名作になる可能性がある分、誠に残念な漫画です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-04-05 18:59:19] [修正:2010-04-06 02:08:46] [このレビューのURL]

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