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7点(レビュー数:2人)

作者ののやまさき

原作土屋計

巻数8巻 (完結)

連載誌月刊少年ライバル:2008年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 00:45:09

あらすじ 冥府。そこには死者を裁く「閻魔大王」がいる。しかし、ある時から、死者が増加するようになり、冥府は死者で溢れるようになっていた。

そこで、閻魔大王は人々の愚行を止めるべく娘であるエンマを使者として使わした。
人々が事件を起こそうとするその時、そこにエンマは現れる。いつの時代にも、どの場所でも…。

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エンマのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

8点 gundam22vさん

「ライバル」という低年齢向けとは思えない深くブラックな一話完結物語(掲載誌のせいで知名度低すぎ)。冥界で死者が出過ぎているため、使い魔人形のエンマが色々な時代・場所で死者を増やす罪人を先に殺す行動を行います。絵がまず綺麗でキャラデザが好みだから読みやすかったです。この絵の綺麗さが殺すために骨を抜くという独自の定番罰のエグさが軽減されているのも良かったです。人間ドラマに毎話メッセージが込められており、主人公エンマに関する物語も同時に少しづつ動いて行きます(彼女に苦悩が芽生えてくる)。余韻と切なさを残して終わる一話完結型の定番としてはレベルが高いと思います。落ちも話が進むたびにバリエーションも出てきますし(骨を抜いて殺せない人間が出てきたり)。罪人が純粋悪じゃないことがほとんどで、大害を防ぐには小害は見過ごすしかない的な勧善懲悪じゃないところも面白かったです(ただ根っからの悪人がもっと居ても良いとは思った)。最後は引き伸ばし感がなく、質を保ったまま本筋を畳み、綺麗に終えたところもマイナー掲載の長所だったのではと思いました。あと気になったところは罪人に史実人が出て来る回のそれは面白かったのですが、途中からは史実をほぼ踏まえてなかったです。史書の方が作中は後世のデタラメという設定なんでしょうが、やっぱりそこはエンマを絡めてももっと沿った方がと思いました。総じて今の少年誌には色々な意味で存在し得ない隠れた良作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-05-18 21:39:10] [修正:2015-05-18 21:39:10] [このレビューのURL]

6点 そうすけさん

似たような話が一話完結で続くんですが、なんか好きです。
自分的には「ライバル」の中では一番まともな漫画だと思っています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-11 12:32:54] [修正:2008-09-11 12:32:54] [このレビューのURL]


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