デカワンコのレビュー
6点 booさん
「ごくせん」で有名な森本梢子の警察コメディ。
警察犬並みの嗅覚を持つ新人刑事、花森一子(通称わんこ)がその能力を活かして捜査1課の仲間と共に事件を解決していくというのが大まかなストーリー。
笑える。これに尽きる。
警察、それも殺人事件を扱う捜査1課でコメディやっちゃうなんて不謹慎かもしれないけど笑っちゃうよ。だっておもしろいんだもん。
わんこのあまりの天然っぷりとか刑事らしくないゴスロリファッションはもちろん特筆すべき所だけど、その真価は捜査1課の個性的な面々との絡み。何人もの登場人物が絡み合って笑いをとっていくさまはまさに喜劇のよう。これほど良質な喜劇を読んだのはぶっせん以来な気がする。
もはや森本梢子は西森博之や佐々木倫子に並びうるコメディ作家になったのかもしれない。それほど独自のスタイルは完成しているし、何よりおもしろい。
何にも考えずに読みましょう。こんな作品も読まないと疲れちゃうよね。ちょっとした時間にパラパラめくって楽しめる作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-08-31 01:26:30] [修正:2012-01-22 22:20:02] [このレビューのURL]
8点 橙木犀さん
この作品はキャラ描写やストーリー性よりも、随所に見られる爆笑展開が見所だと思います。
なんていうか、ボケと突っ込みの応酬が最高で(笑)
次はどんな展開で笑わせてくれるかを楽しみに、ページを繰っていますね。
まだ1巻目なので当然といえば当然ですが、人間関係の描写がやや淡泊かも。
ヒロインのワンコがどんな風に捜査一課強行犯第6班に馴染んでいくのか(もしくは引っ掻き回していくのか)が、楽しみでなりません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-11-26 23:11:34] [修正:2008-11-26 23:11:34] [このレビューのURL]