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7点(レビュー数:2人)

作者槇村さとる

巻数13巻 (完結)

連載誌YOU:2007年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:45:24

あらすじ 入社5年目。「婦人服売り場」へ突然の人事異動。天野絹恵(27歳)、人生最大のターニングポイントに立つ!!激戦区・新宿に店を構える大手百貨店「越前屋」ふとん売り場勤務の天野絹恵。「ファッションなんて人間の表皮一枚飾るもの」と思ってたら突然の人事異動に!? 着ること、働くこと、生きること。曲者ぞろいの職場で、絹恵の真価が問われる!!

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Real Clothesのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 blackbirdさん

百貨店、安売り外資量販店など、ファッション業界の現在や、バイヤーの実態などが垣間見れて面白い。

普通に元気で、明るく、周りの幸せを考え、悩み、道を開拓していく主人公は、応援したくなるキャラ。

元彼は、長く付き合ってきて、仕事にも理解があり・・・と、理想的だったのに、いざ親が死んで実家を継ぐ、という現実が立ちはだかって初めて、腹を割って本音を話していなかったと気づく。
最終的に仕事を捨ててついていくか否かの選択をするのは、働く女性にはつきものの岐路でしょう。

その後はどんどんバイヤーとして出会う後輩たちがなかなかイマドキの考えを持った面白い子たちなので、それに振り回されてしまう絹江の頭が爆発する様子がおかしい。実際に若い人たちがいる職場、特に最先端のところだから、すごいギャップがあるあろうなあ。

ただ、残念ながら、この作品の絵も粗い。
最初にあんなすらっと恰好よかった凌さんも、最近ではすっかりギャグです。意志的な女性を描く、自立する女性を描く、それは勿論いいのですが、丁寧に描いてほしいなあ。少なくとも、昔はとってもきれいな絵だったことを知っている身としては、最近の粗い絵はあまりにも残念。漫画を読ませる以上、絵にも力を入れてほしいと思うのは私だけでしょうか。

何にせよ、タブチとの話も佳境に入ってきました。そろそろ終わりが近いのかな。百貨店業界、モード業界の大きなうねりの中で、この話をどうやって収取つけるのか、楽しみです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-08 00:06:50] [修正:2011-06-18 07:08:09] [このレビューのURL]

7点 bugbugさん

少女マンガが取り立て好きなわけではないし、ファッションなんて門外漢
なぜ読もうと思い立ったのかいまだによく分かりませんが、正解だった。

もちろん、全てが全て好きなわけではありません
主人公が百貨店の花形部署でチヤホヤされるとか
少女趣味な登場人物が多かったりとか
好きになれない面もあるんですが、作品として読ませる

これが青年誌だったら、
よくあるようなファッションと人情エピソードを交えてダラダラ続きそうだが
本作は、主人公の人間関係と百貨店で働くことの困難を主題に描かれているため
普段少女マンガに免疫のない私は新鮮で非常に楽しめた

周りを幸せを願い行動する主人公に好感が持て、
善人でも悪人でもないトゲのあるキャラクターはなにより魅力的

経営不振による百貨店の経営統合など社会派な面を見せたかと思うと
経営陣がメリット・デメリットをまったく把握していないなど、
浅いなぁとは感じますが、まぁそういうタイプの漫画ではないので許容範囲

いろいろツッコミたいことはあるけど、それを補う魅力がある
端的にいって好みの漫画

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 06:40:13] [修正:2010-01-24 06:41:06] [このレビューのURL]


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