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5.5点(レビュー数:2人)

作者原恵一郎

巻数5巻 (連載中)

連載誌近代麻雀:2008年~ / 竹書房

更新時刻 2011-07-28 00:13:16

あらすじ 鷲巣は1912年旧帝大を卒業後、22歳で内務省警保局に入局。その後めきめきと頭角を現し、1932年42歳で特別高等警視に昇格。1940年、50歳で権中警視(現在の警視長)に上り詰めるが、2年後突然退職。
1942年…そう鷲巣はミッドウェー海戦の惨敗から、「日本の敗戦」を予期していたのだった。日本の敗戦による戦勝国からの戦犯裁判、当然予想される自分への重刑を逃れるために退職であった。
なんという先見性! まさに常人の域を超える才覚は市井に戻ってからもいかんなく発揮される。
鷲巣は特高時代の情報、コネクションを利用し、GHQの裏賭場で連戦連勝することによって資本金を獲得し、当時誰もが何の目的で?と疑問に思った経営コンサルタント」会社を設立し、瞬く間に急成長を遂げる――。
しかし、その鷲巣の台頭に対し、当然のように対抗勢力も現れる。既存権益を持ち、それを護ろうとする旧支配勢力(旧財閥)、そして戦勝国として急速に権益を拡大しようとする在日系の新勢力。そして戦後の闇市場を支配していた裏社会。
拮抗する勢力争いにケリをつけるため用意されたのが「麻雀勝負」であった。そしてそれは鷲巣を嵌めるために旧支配勢力が仕掛けた罠でもあった。
相手の罠としりつつも勝負へ向かう鷲巣。
その胸中には確固たる勝算を秘めていた。
対抗勢力の押さえ込みに成功し、数々の実権を手中に収めた鷲巣。さらに朝鮮戦争特需で莫大な財産を手にし、その地位は不動のものになりつつあった。

続いて鷲巣はトンネル掘削技術の高い二本松建設の株を集めようと画策するが、近代証券を乗っ取った男・隼の買い占めにより行く手を阻まれ、利権をかけて麻雀勝負をすることになる。勝負は隼が勝利するも、鷲巣は逆に隼の近代証券の株を買い占めることで二本松建設の経営権を手に入れてしまう。
鷲巣は将来日本を動かす男だと確信した隼は、鷲巣のもとで働くことになった――。

備考 協力=福本伸行
「近代麻雀オリジナル」のリニューアルに伴い、2009年から「近代麻雀」に移籍した。

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ワシズ 閻魔の闘牌のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

5点 朔太さん

福本伸行の「アカギ」登場の鷲巣に焦点を合わせたスピンアウト作品である。
背景、生い立ちは活用されているが、絵柄がことなることもあって、
別人のキャラと性格になってしまった。
裏社会で生き馬の目を射る経歴ならば、策略と陰謀と肝心なところでの豪腕ブリ
で勝負してほしかったが、単なる豪運ブリと物に動じない冷徹さが売りになっている。
しかし、一定評価は与えられる程度のストーリはある。
アカギとどうしても比べられる点で気の毒かな?


ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-01-16 20:56:38] [修正:2014-01-16 20:56:38] [このレビューのURL]

6点 samsianさん

どう考えてもアカギのワシズと別人にしか見えないw
こっちのワシズのほうがかっこいいですね、これならアカギに負ける気はしませんw

原恵一郎氏は悪役書くのがうまいとおもいます
素直に楽しめる漫画

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-16 08:52:11] [修正:2011-04-16 08:52:11] [このレビューのURL]


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