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7.32点(レビュー数:52人)

作者王欣太

巻数36巻 (完結)

連載誌モーニング:1994年~ / 講談社

更新時刻 2010-11-11 00:01:02

あらすじ “乱世の奸雄”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操孟徳。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。

備考 連載当初は李学仁が原作を担当していたが、連載中に肝臓がんのため死去してしまい、以後は王欣太一人によって執筆された。

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蒼天航路のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全13 件

三国志をこれほどまでにオリジナルな視点で描いた作品はないと思えるほど。
曹操の偉大さが、嫌というほど味わえる。
劉備・孔明が気の毒すぎるが・・・。

最後がエピソード集になってしまったのが残念。
赤壁までは秀逸。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-12 20:19:55] [修正:2011-09-12 20:19:55] [このレビューのURL]

10点 ぐりーばすさん

脚色演出も多少ありますが単純に漫画として面白い。
三国志系では間違いなくこれが1番です。
古本屋に行けば100円コーナーに大量にあるんで、手軽に読めるってのも高ポイント??笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-26 12:11:20] [修正:2011-07-24 20:25:10] [このレビューのURL]

10点 motoskeさん

中国発祥の古典物語り『三国志』を王欣太氏が描いた作品。

原作が含蓄ある古典だけあり、人生訓となりえる名言が多数あります。

この作品に関しては、魏の建国の祖である『曹操』を主人公にして、三国志の漢朝滅亡から三国鼎立までの物語を書きます。

ちょうど、曹操が生きた時代のお話ということになります。

王欣太氏の美麗な絵にて躍動するキャラクターが奇抜かつ秀逸な作品だと思います。

普段は悪役として描かれる曹操ですが、今回は彼が乱世を沈めた英雄として書かれており、一癖も二癖もある物語となっております。

ぜひ一読をどうぞ。


カス”

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-15 01:47:58] [修正:2011-07-15 02:08:30] [このレビューのURL]

10点 あおはなさん

評価する人は最も評価するし逆もまた然りの日本漫画筆頭。

でも理由分からなくも無いです。
原作者がお亡くなりになったという論点はあまり実は重要ではないように思います。

この作品まずは「官渡の戦い」が前半最大の山場であり主義主張がコレでもかというくらい露骨に凝縮した部分ですが(実際にここは横山三国志では見事に省略された戦い)官渡の戦い前半部分の「心の闇」の話を「上から目線で一人よがり」と捉えるかインスパイアされるかがこの漫画の第一の分岐点でしょうね。
このアタリまで読んでみて好感触を持てないとこの漫画は合わないでしょう(この後は思想的哲学的な記述がオンパレードですから。バガボンドにおける井上先生の主張具合に唯一匹敵するくらいに)。
おそらく人によってはこの後の記述はかなり読解力が求められるように思いますし、何気でよんでいると「優性理論かよ?」と気分を害される人がかなり多いのも全く持ってうなずける。そういった意味で「読み手にも胆力を求める傲慢漫画」でもあると思います。

この漫画、特に曹植とジュンイクに着目していただきたいですね。この漫画においてはこの二人に関する記述が恐ろしく重要です。
三国志漫画としてのこの漫画の最大の特徴は「曹操と儒家の対立」の描写でありますが(この点他の三国漫画には当時存在しませんでした)この点につきジュンイクを核にした描写が泣けます。

あと意外なことにこの漫画が最も正史三国志に近いです。曹操と孔明、武人のデフォルメの影響で(こいつらに関してはかなり・・・)一見もっともフィクションっぽいのですがじつは最も史実を正確に記述し、魏、呉、蜀を結構平等に記述した漫画。

だから実際は1巻巻頭の主張「善玉と思われた奴は本当に善玉だろうか云々・・・」という原作者が存命していた時の提言に作品全体を通して実は忠実です。あと余談ですが、画力も抜群です(特に8巻当たりからは際立って)。呂布がドレッドなのは当時やられました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-06 17:58:43] [修正:2010-12-11 17:50:18] [このレビューのURL]

10点 KEN-SHOさん

完全に人生観を変えられた!マンガを通して教えられるコトの多さにビックリする。

このマンガを低い評価で終わらせる人がいるってのはかなり悲しい。大好きやから贔屓目満開でコメントしますが、このマンガは三国志を伝えようとしてないよ。特に李先生が亡くなってからは。

歴史書に残る史実そして、およそ俗間で伝承されてきたであろう誇張と偶像。全てのバランスを考慮しての人物の設定は本当にココロをくすぐられる。

時代を超越した曹操の史書「曹操伝」に孔明の名が無い。ならばフワフワした人物像で行こう!
放浪の末に蜀を得た劉備。どこでどうやったら「魅力の劉備」になるんや?ならば本人の意図せんトコロで人気出とんねや!・・・等など。

確かに官渡を境に画風も描写も展開もメッセージも変わった。
でも減点対象にはならんでしょーー^^

初めて読もうとする人へのメッセージとするならば、本当に官渡を境に作者の伝えるメッセージが変わります。タイトルとするならば、
官渡まで・・・「三国志ーー蒼天航路を往く漢(オトコ)ーー」
官渡から・・・「蒼天航路ーー三国志に乗せてーー」
みたいな感じでしょうか?

俺は本当にこの本に出会えてよかった。「マンガ」では済まない「文学」と位置づけしてます。どうか歴史書として読まないで下さいね☆そうしちゃうと孔明が・・・w

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-07 12:00:39] [修正:2010-08-07 13:41:43] [このレビューのURL]

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