ホーム > 少女漫画 > マーガレット > リョウ

8点(レビュー数:1人)

作者上田倫子

巻数13巻 (完結)

連載誌マーガレット:0000年~ / 集英社

更新時刻 2010-09-03 14:08:10

あらすじ 現代に生きる主人公の女子高生・遠山りょうが、修学旅行先の京都で弁慶と名乗る謎の男に、襲われる。
それをきっかけに、自分が遠山家の実子ではなく、3年前に青木ヶ原樹海で拾われたことを知る。そして、実はりょうは平安時代に生きていた源義経(牛若丸)であることも知り、弁慶とともに平安時代へと戻る。
平安の世で、男であるはずの義経が女であったということから、平氏と源氏との絡み合いを描く内容。

シェア
Check

リョウのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 limolimoさん

設定が義経がじつは女というところからして、ありがちな逆ハーレムで軽快なファンタジー物だとあなどってました。

いやぁまじ泣けました。最後はもう鳥肌立っちゃいました。

そのラストまでの間にイラッとさせる主人公のりょうの行動も目をつぶれます。

なにがイラッとするかというと、ありがちな足手まといというか判断ミスというか・・・・なので思わず「うわぁ…」と思わず声にでてしまったりもしました。
まぁ大事な部分は史実に合わせるための仕方ないのかもしれませんが、りょうのせいだろって箇所があります。

無理くりなところもあったり、りょうの性格がちょっとうざかったり、甘すぎんだろと途中で挫折しそうになりましたが、わりとポンポン話が進んでくし、続きが気になるのですんなり読破できました。
最後にはりょうもしっかりしていくのですが…とにかく悲恋のオンパレードです。明るいお話が好きな方はトラウマになりそうです。

この作品の秀逸なところは史実との絡ませ方のエピソーグでしょうか?
一の谷の戦いなど、そう持ってくるかと感嘆させられます。すごく忠実なわけではないけどそこらへんの構成は素晴らしいです。

13巻と巻数はそんなに多くはないのですが、とにかくいろんな事が怒涛にかけぬけてきます。いろいろ謎が残る部分は多少あるのですが文庫版には、作者からの解説も少しあるので読むなら文庫版の方がいいかもです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-07 00:21:17] [修正:2010-09-07 00:21:17] [このレビューのURL]


リョウと同じ作者の漫画

上田倫子の情報をもっと見る

同年代の漫画

マーガレットの情報をもっと見る