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9点(レビュー数:1人)

作者吉田聡

原作吉田聡

巻数4巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:1987年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-08 13:30:51

あらすじ 浪人生・諏訪大吉と素浪人・武藤兵庫の凸凹コンビが、ジタバタと悩みながら共に「なんでも屋」として過ごした夏の物語。

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スローニンのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

9点 玄米茶さん

「オレは、武藤兵庫! ミンナは、オレのことをコッセツって言うがな…」

大学受験を2浪している浪人生の諏訪大吉は、ひょんなことから、筋骨隆々の大男「コッセツ」こと武藤兵庫と知り合いになる。2年前には高校ラグビー界のスーパースターであった武藤だが、試合中に両腕・右足骨折、両アキレス腱断裂の大怪我をしてしまう。ほどなくして彼はラグビーを辞め、「なんでも屋」をしながら日本中を旅する素浪人として暮らしていた。

一方、元高校球児でもある諏訪大吉には、「ラッキュー」というアダ名があった。彼は、2年前の甲子園決勝、美砂城高校サヨナラ逆転タイムリーエラーの張本人であったのだ…

「挫折」とはどのようなものなのか、そこからどうやって再び立ち上がっていくのか、それらを正面から描いたマンガ。真面目さが時に暗く見えてしまうラッキューと、バカ強いのにトボケた感じのあるコッセツのコンビはとてもイイ。この2人の放つ剥き身の言葉は、マンガが連載されたバブル期ならいざ知らず、今の若者の心に突き刺さるものがあるのではないかと思う。全4巻、是非読んでみて欲しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-08 13:34:25] [修正:2011-07-30 22:22:50] [このレビューのURL]


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