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5点(レビュー数:1人)

作者藤栄道彦

原作いしぜきひでゆき

巻数10巻 (完結)

連載誌月刊コミックゼノン:2010年~ / 徳間書店

更新時刻 2011-07-16 21:12:19

あらすじ 「コンシェルジュ」第2部。

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コンシェルジュ プラチナムのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 gundam22vさん

前作終盤に登場した九音響也を主人公に迎えて、場所を
変えて始まる続編ながら仕切り直しのコンシェルジュ。

心理士である九音の
心理学解説が薀蓄に加わったのは長所だと思います。
ただ全体的にキャラが弱いですね。九音はじめ悪いキャラじゃないんですが、作者自認のように天才なわけでそこを前作主人公の
涼子における等身大の成長を描く軸話に比べると落ちるかと。
活躍が九音凄いねにしかなりませんし。
どっちかというと推理漫画ではって話も多いです。
前作のキャラがちょこちょこ出てきている辺りにも既存キャラの
弱さを感じたりします(このサービス自体は嬉しいですが)。

商店街の振興という話も軸なわけですが、前作の外資に脅かされたり、支社の経営を見直し出向、外国に研修という話に比べるとやはりこじんまり
してるかなと。身内の敵扱いだった専務ともなんだかんだで利害協調路線にはやくもなったので盛り上がり欠く感が。仲間でありながらときに経営的視点で対立もある前作松岡社長の方が魅力を感じます(彼の意見は正論そのものでしたし。経営者やるなとも思いました)。

それに本作は現実とのモデル人物が頻繁に登場する上に露骨でした。前作の後半くらいに兆候はあったのですが、本作は一字違いの名前・顔まで同じにして特定の人物を賛美したり(美化描写)、叩いていました(醜く描く描写)。その人物への感想は人それぞれな訳で、名前を完全変更して外見を変えるなり、多少でもオブラートに包むべきではないかと思いました。

役に立つ知識や見解はありましたが、全体的に前作の方がずっと良かったという感想になってしまうのが残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-07 19:05:20] [修正:2014-12-14 06:27:02] [このレビューのURL]


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