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7.8点(レビュー数:21人)

作者山下和美

巻数8巻 (連載中)

連載誌モーニング・ツー:2001年~ / 講談社

更新時刻 2012-07-23 01:04:01

あらすじ 永遠の命をもつ「少年」は、タイムスリップすることによって、様々な場所や時代での人々の生き様を見届けていくのであった。

備考 モーニングから移籍。不定期連載。

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不思議な少年のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全21 件

9点 朔太さん

生命と神と時間と宇宙。
読み進める中で、4つのキーワードが常に頭をよぎります。
昔読んだ本で、よく似た印象を持った作品を思い出しました。
手塚治虫大先生の「火の鳥」でした。

もちろん、先生のライフワークとも言える大作ですが、未完に終わっています。
山下和美先生に置かれても、同じような意気込みを感じますね。
神のごとく少年の振る舞いは、とても人間臭く、かつ深い哀しさを感じます。
風に吹かれてゆらりゆらりと飛び回る少年の姿が、とても印象的です。
その眼下に広がるちっぽけな人間たちの営みは、雲霞のごとく愚かしさを感じます。
しかし、個々の営みに焦点を合わせて細かく見ると、とても興味深く、愛おしさが込み上げてくるのでしょう。
少年は永遠の命を持て余しているかのようでもあります。

山下和美先生にもライフワークとしてエンドレスな物語を紡いで頂きたいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-07-31 00:09:48] [修正:2024-07-31 00:09:48] [このレビューのURL]

10点 TAKO3さん

この人は本当に人間の内面を書くことも外面を書くことも上手いな、と思います。

内面という点では、少年と出会うことにより登場人物の気持ちがどう動くのか、また、少年自身がどう考えるのかを、読書の想像を越えた上で自然に描いていて、見事という他無いです。

また外面という点では、人間の喜怒哀楽の表情が素晴らしいと思います。

特にこの作者を越えるステキな笑顔を書く漫画家を未だに僕は見たことがありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-21 17:07:22] [修正:2012-06-21 17:07:22] [このレビューのURL]

8点 kawapoo326さん

天才柳沢教授の生活も好きですが、この漫画はさらに好きです。
最初主人公が、少女マンガ風な男の子であるというだけで、
柳沢教授が面白かったにも関わらず、読むのを渋っていました。

人間社会をまっすぐ見つめるこの漫画の著者のファンになりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-11 00:06:45] [修正:2011-09-11 00:06:45] [このレビューのURL]

6点 DDDさん

哲学的な漫画ですが、既読感が強いので、大きく心を揺さぶられるということは無かったですね。
でも良作だと思います。

序盤に出てきた、殺人の無かった日とソクラテスの話が好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-10 14:38:35] [修正:2011-06-10 14:38:35] [このレビューのURL]

5点 ガタカさん

えらく達観した少年を軸に、その少年が色んな時代色んな国の人々と触れ合いながら「人」とは何か、「生きる意味」とは、「戦争」とは...みたいなまぁ割と哲学的なトコをテーマにした漫画。

感想としては他の方も言ってるように既読感がかなり強い。
というよりは全体的にテーマ、思想が弱すぎる?
深く考えさせられるなんてことはまったくなくて、あぁ...まぁそだよね、そうゆうもんだよね、生きるって。みたいな。
総じてユルイ。


まぁところどころ楽しめる部分もあったので5点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-28 16:21:42] [修正:2011-06-09 12:34:06] [このレビューのURL]

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