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6点(レビュー数:1人)

作者ショーン・フィリップス

原作ロバート・カークマン

巻数1巻 (完結)

連載誌Marvel Comics:2005年~ / ヴィレッジブックス

更新時刻 2012-02-14 19:47:18

あらすじ 彼方より飛来した未知のウィルスにより、地球の平和を守ってきたヒーロー達は人肉を喰らうモンスターと化した。飢えに悶え苦しむ彼らが次なる獲物に定めたのは…何と、あの宇宙魔神ギャラクタスだった!?誰もが耳を疑った、驚愕のストーリー設定で、読者の度肝を抜きまくったあげく、予想外の大ヒットを記録してしまった史上最凶の問題作、ついに日本上陸。

備考 Marvel Zombies#1-#5

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マーベルゾンビーズのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 columbo87さん

ロバート・カークマンはコミックスの脚本家!
イメージ社でゾンビコミックを書いて大当たり!今じゃマーベル社でヒーローコミックを書いてる!
そして今回,彼はヒーローゾンビコミックを書く!
本編丸々スーパーゾンビだらけ!ロバート・カークマンの「マーベルゾンビーズ!」

とか

スパイダーマンが!アイアンマンが!キャプテンアメリカが!全員ゾンビに!!
守るべき人類60億は・・・みんなで食べました!でもこれから何を食べればいいんだろ!?
やがて彼らは実感する,ゾンビでいるのもなかなか楽じゃない!!
ロバート・カークマンの「マーベルゾンビーズ!」

 とか,そんな感じのノリで行くゾンビ漫画。
 ゾンビなのに知性が残っているってのが悲惨な設定に思えるんだけど,みんな普通にゾンビしてるのが滑稽。飢えが満たされると一時的に理性を取り戻すらしく,その度にMJとおばさんを食べたことを思い出して悲しみに暮れるスパイディがウザかったり,ゾンビ化する前は結構ナイーブなイメージがあったジャイアントマンは未感染の親友ブラックパンサーを監禁して少しずつ食べてたり・・・とにかく悪趣味。でも笑える。
 同作者の「ウォーキングデッド」は,ゾンビだらけの世界に残された人間達が互いに協力し合いながら,争いながら、という人間ドラマが主軸だった。でも今作にはそういったテーマなんてものは無い。残された世界で生きる意味だとか,どうやって対応するかとか。あるいはおきまりの衝突,不和,嫉妬に裏切り,愛憎劇に権力闘争・・・そんなものは一切放棄!ここでは恋人も親友も親兄弟も夫婦も子供も関係ない!みな等しくゾンビーなのだ!みんな狂ってればみんな正常なのだ!

生き残りを探してみんなでリンチ&ランチ,食後は頭が冴えるから食糧問題について語り合う。
そうだ,腹を突き破って漏れてきた肉片をまた食べよう。スカトロの一線は超えてないでしょ?
星を喰らう宇宙魔神もこれにはドン引き!部下も食べられちゃってご立腹!汚物は消毒だ!
だけどこっちは腐っても地球一の天才ゾンビ,星をも砕く超兵器をあっという間に作り出す・・・!

アナーキーなゾンビ達の進撃を止められる者は存在しない!平和呆けで腐った社会に鉄槌を下す,痛快バイオレンスコメディ第一弾!ロバート・カークマンの「マーベルゾンビーズ!」

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-23 21:48:44] [修正:2012-03-24 00:13:41] [このレビューのURL]


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