あらすじ かつて世界征服を企んだ魔王軍に、敢然と立ち向かったものたちがいた…。4人の精... 続きを表示>>
魔法陣グルグル2のレビュー
6点 臼井健士さん
エニックスが発行した漫画雑誌「ガンガン」の創刊初期からの所謂「四大看板作品」
・ロトの紋章
・ハーメルンのバイオリン弾き
・南国少年パプアくん
そして、衛藤ヒロユキ氏による「魔法陣グルグル」であるが、15年以上経過して「続編」がほぼ出揃った。
ロト紋は画の洗練は流石だが、前作の勢いがなく、ハーメルンは打ち切り。パプアも続編は既に終了で、言わば最後に残ったのがグルグルであった。
これは前作の連載終了が一番遅かったこととも関係するが、かつてのヒット作の続編を描いたりリバイバルしたりするのはジャンプ的な二番煎じでもあるので、
予想されたこととも言えなくもない。
時間軸的には前作で魔王ギリを倒してから僅か2週間しか経過してないことになっており、それでいて新たな魔王が登場してニケ&ククリが再度旅立たねばならなくなるという相変わらずの無茶ぶりである。
作風的には「前作の初期の頃の路線に立ち返ってはいる」ものの、キャラが前作を読んでいることが前提の人ばかりのため、いきなり読んでものめり込みづらい。
15年近く前の連載の前作から2週間後という時間軸では、前作のイベントの数々が作中では「つい最近の出来事」になっており、整合性が取れるのか心配。
前作読み返さないとついて行けなさそうだが、前作は書店に置いてない(汗)
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[投稿:2013-08-31 23:13:27] [修正:2013-08-31 23:13:27] [このレビューのURL]
7点 鋼鉄くらげさん
まず始めに結論から言っておくと、「2」ってのは大概面白くないのが一般的で、「1」で人気が出たものだから調子に乗って作ったはいいけども大失敗! なんてオチが大半なんですけど、この「魔法陣グルグル2」は(いい意味で)予想に反して面白かったです。
いかにも「グルグル」らしい、とでも言うんでしょうか。ファンタジーの世界観なのに、登場人物一人ひとりが人間臭く、生々しい。決めるべきところで決まらず、締めるべきところで締まらない。そんな限りなくリアルな立ち振る舞いを、独自のセンスでギャグに昇華させてしまう、作者のこの発想力は相変わらず健在で、唯一無二の個性を持っていると思います。
取りあえず、これから先、話の展開がどうなるかはまだ何とも言えない状況なので、今回は様子見で7点にしておきました。
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[投稿:2013-07-26 23:21:23] [修正:2013-07-26 23:35:36] [このレビューのURL]