「蛸発光」さんのページ

総レビュー数: 8レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年03月04日

7点 芋虫

懊悩による幻覚のビジュアル化は圧倒的だし、エログロ描写も十二分
と概ね満足ですが、原作を先に読んでいる為か、展開が少し性急に感じた。
夫に対する心境の変化を、もう少し掘り下げて描いてほしかった(そこには重点を置いていないのかもしれませんが・・・)

それにしても、バナナのやり取りは凄い。焦らす妻、狂喜し躍動する夫・・・これは笑って良い場面なのかな?

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[投稿:2010-03-13 05:30:48] [修正:2010-03-13 05:30:48] [このレビューのURL]

子供の頃熱中して読んでいた作品。
無茶苦茶な場面や設定の数々。おおよそ、まともなバスケットはしていない。
しかし、ド直球な性格の主人公に、ヒロイン・ライバル・敵組織など、キャラの立った連中がワイワイガヤガヤと動き回り、とても楽しい。
必殺の“マキシマムパワー”等々、子供心をくすぐる要素も沢山ある点も良い。

大人が読んでも面白いかは疑問だが、対象の子供達は今読んでも面白いと思う。
点数は思い出補正もあるが、子供の頃の自分を楽しませてくれた感謝を込めて!

余談:ここまで書いておいて何ですが、作者の殆どの作品は絶版になっており、これもその一つです。良い作品を描く作者だけに、この状況は残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 02:20:56] [修正:2010-03-08 02:20:56] [このレビューのURL]

男と女の逃避劇というありふれたストーリながら、作者特有の一癖も二癖もある登場人物により、凡作とは一線を画すものと成っている。
特にトシコの叔父のような、ねちっこく不気味なキャラを描くのが巧いですね。
曖昧にされたラストには賛否あるでしょうが、僕は好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-07 23:23:31] [修正:2010-03-07 23:23:31] [このレビューのURL]

終始異様な雰囲気に包まれた怪作。
すでに登場人物の風体(造形)からして異様です。
この絵で拒絶反応をおこす人もいるでしょう。

ストーリーの方はさらに異様。どの話も説明の仕様がない程に、突飛な展開のオンパレード。笑えるやら、不気味やら。
それでいて、否それ故にルンペン達の行動はとても痛快です。

見事にアッチの世界が描かれている作品、刺激的でブットンダものが読みたい方は是非。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-04 16:28:26] [修正:2010-03-04 16:28:26] [このレビューのURL]

魅惑的で奇妙奇怪な風景がゆるゆると描かれる。
深海に始まり、買出しに出かけた街、そこに暮す生物等々。

主人公とカッパに連れられ、どこか懐かしく旅情あるこの世界を巡る事に重点が置かれており、ストーリーは然して重要ではありません。

著者の描く世界に「何故?」はなく、そういう意味性を求める方、また嫌悪感を抱く程のものではないと思いますが、若干エログロ要素もありますので、これらが苦手な方にはあまりオススメできません。

しかし、一度受け入れられれば病み付きになること必定の“いみりワールド”ご注意を。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-04 12:59:05] [修正:2010-03-04 12:59:05] [このレビューのURL]