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世界観の作り方が非常に上手いと感じた。読んでいると、まるで本当に「よつばと！」の世界が存在するかのような気になる。自転車でふらっと隣町まで出かけてみたら、よつばがその辺を走り回ってたりして、なんて。

それは、背景が非常に細かく書き込まれているということにもよるだろうが、むしろ、漫画のなかで「描かれていない部分」を上手く読者に意識させているからではないかと思う。
たとえば、一話で名前だけ出てきた「やんだ」なる人物が、それから何巻も後になって登場したのが象徴的だ。漫画内だけで世界が完結している作品も多いが、「よつばと！」では、漫画内で描写されていない部分にも、現実と同じようにちゃんと世界が広がっているんだな、という、なんというか「世界の奥行き」のようなものを感じることができるのだ。

初期のころのギャグが少しあざといのと、最近ネタ切れ気味なのを考慮してマイナス２点としたが、本当に何回も読み返したくなるような良作だと思う。

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[投稿:2010-07-07 01:26:05] [修正:2010-07-07 18:13:35] [このレビューのURL]

読んでいるうちは面白くて、続きが気になって、グイグイとストーリーに引き込まれる。

しかしそれだけに終わってみると肩透かしな感も否めない。広げすぎた風呂敷を畳めなくなっているというか。（ただしそれでも２０世紀少年よりはまし）

概して浦沢先生の作品はしっかりとした原作者のいるオムニバス形式の漫画のほうが面白い気がする。

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[投稿:2010-07-07 02:16:25] [修正:2010-07-07 02:17:21] [このレビューのURL]

アニメで第一話を見たら面白かったので、一応全巻目を通してみたが…。

尻下がりにどんどん面白くなくなっていく。ギャグのパターンがだいたい決まっているし、ほとんどキャラ頼み。そしてオチのところのリクのモノローグが大抵つまらない。なんであれ最後に入れるんだろう？ってくらいに。

そしてしまいにはなんだかよくわからないセカイ系SFストーリーに…。悪い意味で期待を裏切られてしまった作品。

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[投稿:2010-07-07 01:50:19] [修正:2010-07-07 01:51:13] [このレビューのURL]

あまり古い作品のことは知らないのだが、自分の中ではシュール系ギャグマンガのパイオニア的存在。野球で言ったら野茂。サッカーで言ったら中田。それくらい当時小学６年生くらいだった自分には衝撃的だった。なんか色々突き抜けてた。

「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」を必死になって暗記したのも今ではいい思い出。

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[投稿:2010-07-07 01:37:56] [修正:2010-07-07 01:38:23] [このレビューのURL]

「野球好きなら楽しめる」という噂を耳にして、それならばと読んでみましたが…。
リアルなようでリアリティのない作品、というのが一番の印象。自分が元高校球児なので言えますが、この作品に出てくるような爽やかでピュアな高校球児は現実にはそうそういないと思います。奴らはもっとずる賢かったり、ドロドロしてたり、もしくは何も考えてないアホだったりします。
あと、ところどころ経験者からすれば「ん？」と思うような描写があったのも残念。たとえばサードランナーがファウルライン上にリードをとってたりとか。普通はフェアゾーン内で打球にあたらないようにファウルゾーン側にリードを取ります。リアル志向なだけにかえってこういう細かいところのミスが目立ってしまっています。

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[投稿:2010-07-07 01:09:42] [修正:2010-07-07 01:09:42] [このレビューのURL]