「りばー」さんのページ

総レビュー数: 5レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年02月18日

スポーツ漫画として読めば、そこまで面白いとは思えないかもしれない。しかし、少し見方を変えてギャグ漫画として読めば、至高の名作といっても過言ではない。

一人ダブルス、108式波動球、けじめたい!、向こうに入らんかー!、磔ごめん、トング食い、越前と跡部のダブルノックアウト、サムライドライブ、と数えたらきりがないほどのお笑い要素が所々に散りばめられていて、その面白さはとどまることを知らない。

さらにアニメでは手塚が恐竜を絶滅に追いやり、ミュージカルではニコニコ動画でミリオン達成という、言わばギャグ三冠王と言うべき作品でもある。

最終回で意味不明な歌詞が突然流れ出す漫画が今まであっただろうか。そしてそれがJASRAC申請中というのだから、腹筋が崩壊するのも時間の問題である。

バクマンで言うところの「シリアスな笑い」、これを現実世界で最も上手く実現させた漫画がテニプリであると私は考える。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-02-21 19:10:01] [修正:2011-02-21 19:10:01] [このレビューのURL]

漫画家を目指すマンガを読むのは、自分は初めてだったのでとても新鮮に感じられた作品。

小畑健の絵というだけでも評価は高いが、マンガに対する様々な考え方が作中から読み取れて面白い。

リアル路線で、且つキャラクターの心理描写が多いというだけで自分としてはかなりの高評価であるが、主人公二人のキャラが少し弱いように思う。

弱いというと語弊があるかもしれないが、何というか“そのへんにいそうなただのリア充”みたいな印象を最高と秋人から自分は受けた。選民思想というといささか大袈裟かもしれないが、「俺たちはすごいがあいつらはダメだ」、見たいな言動がちょくちょく見られるように思う。

人より秀でた能力を持ったとき、そういった感情が生まれるのは仕方のないことかもしれないが、それを表に出さないで欲しいというのが正直な感想である。

そういった意味では非常にリアルな漫画だなとも思う。ただ個人的にはもう少し主人公たちが好青年ならなお良かった。それか夜神月みたいに完全な極悪超人にするかw

その点を考慮して7点というのが総合的な評価。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-19 13:38:56] [修正:2011-02-19 13:38:56] [このレビューのURL]