「anko」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年10月24日

強烈に時代を感じるバブル時代のエンターテイメント作品(笑)

BGMはCMリゲインの24時間戦えますかをリピートしながら読むとマッチしたりして。当時の青年誌にピッタリの好作品だったんじゃないでしょうか。

基本、一話完結。水戸黄門のようにほぼ毎回同じパターンの、完全懲悪もの。それゆえストーリー漫画を読み慣れた人にはワンパターンにうつる可能性が高いかな。

それと時代背景がキーの作品なので、楽しむには30代以上の方がいいかも。今作はテーマである家族を(ひいては自身も)犠牲にして戦い続ける企業戦士の悲哀は別にして、毎回の敵役企業戦士の絵(有名芸能人のそっくりさん)を楽しんだり、サラリーマンぽい?必殺技を楽しんだりと、ちょっと普通のストーリー漫画とは変わった楽しみ方が出来る作品です。

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[投稿:2011-11-07 02:07:30] [修正:2011-11-07 02:07:30] [このレビューのURL]

6点 トガリ

罪と罰をテーマにしたと思われる伝記アクション。

テーマが重いので一般受けされず、途中で打ち切りっぽい終わりになってますが、その後、別雑誌で再開(咎狩 白)、完結させた作品。

絵もストーリーもよく練られていて良作だと思うんですけど、少年サンデー誌上で完結出来なかったのはサンデーっぽくないからかな?(苦笑)
連載時はバブルまっさかりだったし、世紀末か現在なら違った受け止められかたをされた作品だった気がします。

少年誌で描けるギリギリのダークさ(ストーリーが)で、ちょっとキャラ構成に難があるかも(主人公に匹敵する魅力あるキャラがいない点で)ですけど、それ以外の点で特にマイナス要素はないと思います。

続編含めても一気読みしやすいので、未読の方はどうぞ。

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[投稿:2011-11-07 01:30:57] [修正:2011-11-07 01:30:57] [このレビューのURL]

ジャンプが黄金期に入る少し手前の作品で、忍者バトルもの。

忍者ものといっても、それまでの人気既存作(カムイ伝やさすがの猿飛)とは違い、現在ジャンプで人気のナルト辺りとも違う、車田ワールド炸裂の作品に仕上がっており、あまり忍者漫画っぽくはないです(笑)

前作リングにかけろで完成の域にあった大コマ必殺技での表現法などはそのまま。ただし殴り合いではない剣術や忍術でのバトルなためか、顔が腫れる描写は抑えて流血描写が中心となってます。

今作に限らずですが、車田作品は単行本でまとめて読むタイプではありません。リアルタイムでジャンプ誌上で読んでこそ面白いので、後で読み返して楽しむには読者を選ぶ気がします。

連載中はジャンプ看板作の一つであり、ある事情により終了したものの不人気による打ち切りではなかったため、続けていればあるいは後の大ヒット作、聖闘士星矢のように人気が爆発した作品だったかも?

OVA化されましたが聖闘士星矢ブームの影響大なため、評価点の考慮には入れませんでした。

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[投稿:2011-10-25 09:00:58] [修正:2011-10-25 09:00:58] [このレビューのURL]

スリ技を仕込まれた主人公の更生と成長を通した青春もの。

デフォルメしたキャラやハートフルなストーリーに定評あった小山田先生が、新たな作風に挑まれた意欲作。

基本は一話完結から二?三週で一話完結する形。中盤の山場や最終盤などは更に多い週で盛り上げました。

設定的にアンダーグラウンドな流れで殺人事件なども多く起こりますが、絵のタッチも柔らかく、グロさはないのでご安心を。

ちょうど良い長さで過不足なく終わり、強烈なインパクトこそ残したりしませんが、読者を選ばない好作品ではないでしょうか。

連載当時は類似したタイプの少年漫画はなく、オリジナルティを感じられた作品でした。

ちなみに主人公はマリオネットを駆使して盗み、時に戦いますが、有名な某作品ほど破天荒、無理繰りではございません(笑)

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[投稿:2011-10-25 07:36:52] [修正:2011-10-25 07:36:52] [このレビューのURL]