「anko」さんのページ
- ユーザ情報
- 1974年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 23424
- 自己紹介
-
完結済みか、一話完結型の作品のみレビュー。
すでにレビューが多くついてる作品は、よほど好きじゃない限り書かない予定です。

7点 はいからさんが通る
大正時代を背景としたラブロマンス(コメディ要素高いけど 笑)
少年、青年、少女漫画に限らず、大正時代をフューチャーした数少ない作品です(自分は今作しか知りません)
大正時代の風物、事件、思想なども堅くならない程度に取り入れられており、ただの少女恋愛ものとは一線を画してると思います。
個人的な印象としては日本版の風と共に去りぬといった感じでしょうか。もっともラストは良くも悪くも異なりますが。
もう少し主人公の恋人役である男子に、造形含めてリアルティがあった方が、より作品が締まった気もするんですけど、でも今作コメディ部分も高いし仕方ないのかな?
過去にアニメや映画、舞台演となっており安心して楽しめる作品じゃないですかね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-01 00:26:48] [修正:2011-11-01 00:26:48] [このレビューのURL]
7点 MAYA〜真夜中の少女〜
死を予知してしまう少女を主人公に配した、少年誌では珍しい作品です。
長編競馬もので人気を博した作者の作品なんですけど、今作は主として一話完結。競馬作品の方ではレース展開で演出過剰に見える描写が多いと思うんですけど、今作は人間ドラマを主としているせいか感情表現などの描写がよくハマッていて、感動出来る話分も多いです。
連載時はマガジン作品として異色なこともあり、あまり人気が高かった印象はないんですけど、今読み返してもアイデア、各ストーリー、構成、絵と総じてバランスよく安定して高く、読み込める作品じゃないでしょうか。
全九巻とあまり長くない作品ですし、中古本屋でも手に入れ易い作品かと思うので未読の方はどうぞ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-10-31 00:16:01] [修正:2011-10-31 00:16:01] [このレビューのURL]
7点 ガッツ乱平
快男児な主人公=司乱平(つかさらんぺい)が織り成す賑やかな学園ドラマ
この作品の魅力、それはなんといっても主人公に尽きます。文章に起こしても人間外生物にしかならないのが残念(笑)
幾つか特徴を書きますと、推定身長百センチで百キロ(しかも頭部のみで九十キロ)であるとか、つながっている八の字眉毛にペットのムカデを何匹も飼ってるとか、別にいるペット?のわんこは実は○○○○だとか、他にもいろいろいろいろ……とても書きつくせない(汗)
デザインもろもろ、ちょっと特徴がありすぎるキャラなんですが、でも今作、ギャグ漫画じゃないんです。コメディ部分はありますけど、ストーリーの大部分はシリアス。結構、重たいストーリーもあったりして、じんわりさせてくれる不思議な作品。
全十九巻中、半分ほどまでは一話完結で進み、後半は数回分で完結する構成で最終話分を迎えます。
1980年台中頃まで長らく月刊ジャンプの看板漫画でした。今読み返すと前半は特に昭和漫画の匂いがぷんぷんして懐かしいです。
絶版となっているらしく、今は気軽に中古本屋などで全巻揃えにくいのが難点。でも名作キャプテンに次ぐ月刊ジャンプの作品だと思うので、味読の方にはお勧めです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-10-27 23:32:04] [修正:2011-10-27 23:32:04] [このレビューのURL]
7点 冬物語
予備校に通う浪人生が主人公の純愛劇。
タイトルは主人公の心情を重ねて表しているとも感じられます。
漫画内の時間経過と共に登場人物も年齢を重ねていきます。今作では移りゆく季節感も大事な要素。ただ時代背景も要素の一つとなっているため、今読み返しても時代感の差異はあるのでご注意を。
恋愛ものによくある、主人公がモテまくったり、ストーリー上に意味のないお色気シーン(サービスカット)は皆無。恋愛の駆け引きや愛憎劇を好む人、求める人にはつまらない作品かと思います。
このストーリーで全七巻は理想的な巻数。予定調和内での着地。完結となった良作ではないでしょうか。
コンパクトなので読み易く、でも今読むならあまり恋愛ものを読まれてない方や、すれてない人の方が楽しめる作品じゃないかな?(笑)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-10-25 09:15:17] [修正:2011-10-25 09:15:17] [このレビューのURL]