「まねきん」さんのページ

総レビュー数: 23レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年07月25日

肩を張らずに楽しく読めて、なんかちょっと勉強になる漫画。
なかなか良作の学園コメディもの。

近い雰囲気の作品を挙げるなら『げんしけん』かなと思います。オタ話が細菌話になった感じでしょうか。
気のいい大学生キャラたち(約一名女王様がいるが)のおかげで、あまり馴染みのない細菌学の話題もわかりやすくて、思ったより楽しく読めました。
酒に関するエピソードは『夏子の酒』とかのほうがより本格的で深いけど、この作風なら今ぐらいでもちょうどいいと思います。

それにしても大量の菌が空中に漂う光景は、いくらかわいくアレンジされているとはいえ、なかなかインパクトがある。
僕自身も日常生活でも部屋がそんな風に見えるように錯覚してきて、こまめに掃除をするようになったほどです(笑)

主人公がボケでもツッコミでもないのが原因でしょうか、わりと主人公不在でも話が進む傾向にあります。が、それでもかなり楽しめます。主人公中心の展開が後半あたりであればいいのにな。

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[投稿:2006-09-05 02:58:51] [修正:2006-09-05 02:58:51] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

画太郎初体験。画太郎最高!
世間ではよく「意味がわからない」とか「手抜き」とか言われていますけど、コピーギャグのリズムのよさや、汚いながらもインパクトのある展開などなど、どれも普通に笑ってしまいました。
と言うか、コピーギャグのどこが手抜きなのかわかりません。あれは(多少卑怯ではあるけど)巧いテクニックだと僕は思います。
で、僕が画太郎先生に惚れたのは最後のオチ。
ギャグ漫画のリズムのまま唐突に現れた晩年の校長。その死に顔が素敵すぎて、笑いながらも不覚ながらすこし切なくなってしまった。

個人的な感想は、世間が言うほど意味不明で汚いだけの漫画ではないということ。独自の笑いの世界を提供してくれる漫画家だと確信しました。

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[投稿:2006-08-31 16:35:07] [修正:2006-08-31 16:35:07] [このレビューのURL]

会話の間や表情の絶妙さが融合して、妙なリアリティ漂ううすたワールドを形成している。
そして最強のギャグはやっぱり「ギターケースに縦笛」でしょうか(笑)
波はあれど、基本的に安定しておもしろい作品なのですが、オチで昔の漫画みたいなデフォルメに逃げる所は僕は好きじゃないです。

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[投稿:2006-08-03 23:19:23] [修正:2006-08-03 23:19:23] [このレビューのURL]