「まねきん」さんのページ

総レビュー数: 23レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年07月25日

4点 DEATH NOTE

[ネタバレあり]

終わり方は納得いかないことだらけでした。
つじつまの合わない夜神月の言動も、ニア側に都合の良すぎる展開も。
なによりあのラストシーンがよくわからない。
なぜ宗教?
結局『正義』というものは宗教と同じようなものですよということだろうか・・・

キラは本当の神様になって僕たちの心に在り続けましたとさ。おわり。

よくわからん。

1部は7点、2部は0点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-25 03:08:53] [修正:2006-07-30 23:48:58] [このレビューのURL]

2点 YAIBA

子供の頃はおもしろかったというタイプの作品。
今読むとその内容の陳腐さにがっくりした。
『ラッキーマン』や『遊戯王』や『烈火の炎』と同じ、対象年齢10歳以下の作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-30 23:18:37] [修正:2006-07-30 23:18:37] [このレビューのURL]

3点 Variante

結局中途半端にいい話だったのが鼻につきました。
日常を襲うグロテスクと薄幸の美少女というところに惹かれたのだが、どんどんSFというかテレビゲームみたいなベタさが充満してきて嫌になった。
登場人物もどこかで見たことあるような感じの奴らばかりで、終始主人公が浮いているように見えました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-29 01:56:55] [修正:2006-07-29 01:56:55] [このレビューのURL]

5点 HAPPY!

蝶子の性格はリアルだと言えるかもしれないが、僕的にはやりすぎ。
海野幸もあまりに善人すぎて、途中からアホに見えてきました。あれだけ酷いことをされているのに、まったく疑わないのはおかしい。人間としてなにか欠落していると思う。
全巻読んでもカタルシスがほとんど得られないのでちょっとムカつきました。
ただ素直なハッピーエンドじゃないところは嫌いじゃないです。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2006-07-29 01:43:17] [修正:2006-07-29 01:43:17] [このレビューのURL]

「宇宙と自分」という初期のテーマが2巻3巻でひとつの結論に達してしまい、それ以降は<愛>をテーマに日常を舞台にした短編になっていく。
そのせいか全体的にに一貫性がなくなってしまっているように感じられました。

だがしかし、この短編がなかなか侮れない。
実は個人的にはこっちのうほうが好きなぐらいで、8点という高得点はフィー姉さんのとロックスミスの短編あってのものである。
作者の表現力の向上によって、キャラクターの心理描写がより深いものになっており、またロックスミスの短編は彼のキャラクターを掘り下げるのと同時に、主人公ハチマキを対比する内容となっている構造が巧いです。
まあ見所はそれだけじゃないし、単純にすごいおもしろいと思ったからっていうのが一番の理由なんだけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-29 01:08:43] [修正:2006-07-29 01:08:43] [このレビューのURL]

作者が本当に楽しみながら作品を描いているのがひしひしと感じられる。
「性別」という難しいテーマでありながら、思春期における成長やキャラクターの心情を、台詞を抑えて間で読ませる志村節を有効に用いることによって、非常に説得力のある作品になっている。
登場人物の何気ない仕草や表情を捉えつつ、きちんと次のエピソードへと繋がる細かい心理描写はすばらしいの一言に尽きる。

性転換云々などのディープな部分ではなくて、『かわいいいい服を着たい』『女でありたくない』といった、ひょっとすると読者も経験したことのあるかもしれない、12歳前後に見合った等身大の描写が中心となっているのも作品の魅力であろう。
この先、異性の立場から見た性別についてをどこまで掘り下げられるか楽しみである。

ただ最近の展開で気になっていることがひとつ。
志村さん、キャラに入れ込みすぎてませんか?
『敷居の住人』後期のようなあっさりさも時には必要だと思います。それに肝心な問題について小出しに先送りにしすぎている気もしないでもありません。
あまり心配はしていないのですが、今気になっていることはそれですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-25 23:09:16] [修正:2006-07-25 23:09:16] [このレビューのURL]

8点 BECK

何度も手にとって、そのたびにゾクッとしてしまう自分がいるのは否定できません。

キチっとおさえる演出は抜群。スッキリした絵も好感。
とりわけ致命的な欠点はないと思いますが、しいて挙げればBECKのやっている音楽がどんなものなのか、具体的なイメージがしにくいことでしょうか。
ブルース通過してて激ウマな天才ギタリストが主軸で、センスがある荒削りなドラムとファンキーなベースがあって、基本はラップだけど時々コユキによるボーカル曲があって・・・
そもそもミクスチャーでいいの?
ギターの『ギュイィィィィ』だけだと情報が少なくてちょっとわかりません。
具体的じゃなくてもいいのでもう少し情報がほしいです。

やっぱりこういう良質な少年漫画が賞をもらうと嬉しいね。
少年が青年に、そして大人になっていくまでの成長ものとして読んでもおもしろい。
長編で展開が遅いのが玉に瑕ですが一読の価値あり。平成の秀作でしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-07-25 03:44:05] [修正:2006-07-25 03:44:05] [このレビューのURL]