「まねきん」さんのページ

総レビュー数: 23レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年07月25日

8点 火の鳥

未来編、鳳凰編、太陽編は間違いなく漫画史に残る超名作の10点。未読の人はどれか読んでみて。
ただ3〜4ほどいまいちだと思った編があるので、満点にはなりませんです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 01:56:53] [修正:2006-09-20 01:56:53] [このレビューのURL]

佳作ぞろいの吉田秋生さんですが、一般的にはこの『BANANA FISH』が代表作になるんじゃないでしょうか。

ただこれには多少異論がありまして、個人的にはこの作品が吉田さんの最高傑作かと言うと、ちょっと疑問が残るからです。

それは吉田さんの繊細な心理描写が時に足をひっぱているように思えたことです。
アッシュと英二のラブっぷりも男としてはちょっと違和感を感じますし。

とは言え、キャラクターもストーリーも十分完成されており、特にN.Y.の裏路地をはじめとするアメリカの空気感は素晴らしいと思います。(なんと吉田さんはN.Y.に行った事がないとか!信じられない!)
キャラクターの心理を追いながら、じっくりと読むのをおすすめします。

ちなみに僕的には『吉祥天女』が吉田作品のベストです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-16 10:51:51] [修正:2006-09-16 10:51:51] [このレビューのURL]

8点 BECK

何度も手にとって、そのたびにゾクッとしてしまう自分がいるのは否定できません。

キチっとおさえる演出は抜群。スッキリした絵も好感。
とりわけ致命的な欠点はないと思いますが、しいて挙げればBECKのやっている音楽がどんなものなのか、具体的なイメージがしにくいことでしょうか。
ブルース通過してて激ウマな天才ギタリストが主軸で、センスがある荒削りなドラムとファンキーなベースがあって、基本はラップだけど時々コユキによるボーカル曲があって・・・
そもそもミクスチャーでいいの?
ギターの『ギュイィィィィ』だけだと情報が少なくてちょっとわかりません。
具体的じゃなくてもいいのでもう少し情報がほしいです。

やっぱりこういう良質な少年漫画が賞をもらうと嬉しいね。
少年が青年に、そして大人になっていくまでの成長ものとして読んでもおもしろい。
長編で展開が遅いのが玉に瑕ですが一読の価値あり。平成の秀作でしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-07-25 03:44:05] [修正:2006-07-25 03:44:05] [このレビューのURL]