「なぶ」さんのページ

総レビュー数: 9レビュー(全て表示) 最終投稿: 2013年12月25日

[ネタバレあり]

もうね、大好きな作品です

描写云々とかストーリー云々とかは同志のみなさんが熱く語ってらっしゃるので割愛

自分がこの作品で強烈に思うのは作者の思いの込められ方の強さ

もうね、一話一話にこーいうことが言いたいんだ!て暑苦しいくらいにこもってんの、でもそれが嫌じゃないんだ

その全てがストレートだったからなのか、逆に心地良いくらい

作者の藤田さんは大分変わり者らしい、どっかに人物評が載ってて「主人公潮そのままみたいな人w」とかいう、単行本の濃厚なおまけページにもそれは垣間見えてる

からくりサーカスも面白いけど、あっちはなんかこ慣れた感がする、うしおととらはなんていうか全力でぶつかった、やりきった感の塊とでも言おうか…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-25 17:18:01] [修正:2014-04-17 22:28:33] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

[ネタバレあり]

なんといっても山王戦が凄すぎる

最後の2巻で進んだ時間が10分程度ていう…凄まじく濃ゆい
この2巻は手に取った人のほとんどが途中で手を休められなくなるのではないだろうか?

井上氏はこの連載中の画力の向上が半端ない、たぶん相当努力してたんだろうな

バスケットを好きだから書いたっていうのも読んでみれば自然に頷ける

誰が何と言おうと傑作中の傑作

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-12-25 16:44:04] [修正:2013-12-25 16:45:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

作品の見方そのものを変えられてしまった作品

人生に脇役なんてない、みんながみんな何かを抱えて生きてんだな、て改めて考えさせられたりした
この作品以降、脇役の設定が甘かったりおざなりだったりすると、もうその作品自体の興味が失せるという無意識下の枷を強いられてしまった

日渡早紀の他作品も読んだりしたがぼく球は別格、何か憑いてたんじゃないか?とさえ思えるほど深い心理描写は迫力が違う、この人はこれ以上のものは描けないと勝手ながら思う

深夜の東京タワーを背景に宙を舞う輪が「あれ、僕にくれない?」なんて科白を吐く、見てはいけない触れてはいけないものを見ているような不思議な余韻を演出する様に背筋がざわつく

次々明らかになっていく前世、どんでん返しといっていいストーリー、凄絶な愛憎劇、一度読んだだけでは理解しきれず読み返すのだが、その度に新たな伏線に気付いたり…不満な点もなくはないがそれらを超越するだけのポテンシャルをもっている

ジャンルを問わず多種多様な漫画を読んできたが未だこの漫画を超える衝撃は受けたことはない、好きな作品は?と問われ真っ先に浮かぶのはいつもぼく球になってしまうくらいに

ちなみに続編といわれる「ボクを包む月の光」は蛇足、読むに値しない
とはいえハマった人は絶対に気になるはずなので止めても無駄だろうが

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-12-25 10:48:09] [修正:2013-12-25 14:37:55] [このレビューのURL]