「トニーモンタナ」さんのページ

総レビュー数: 435レビュー(全て表示) 最終投稿: 2014年10月28日

「鉄コン筋クリート」のシロや「ピンポン」のペコは無垢なヒーロー像として描かれてますが、この作品では無垢の疎外感や苦悩を描いてます。他の作品みたいな救済はなく、他者との不和や孤立が続きます。

何気ない屋上、プール、教室をモンタージュ的に何度も挟んで虚無感を強調してる。
夢想の描写、虚構に救われるっていうのが最高。「Sunny」の源流でもありますね。

ラストの爽快感。ラストは今まで読んだ漫画では一番好きです。

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[投稿:2016-07-31 10:41:37] [修正:2020-04-02 21:31:35] [このレビューのURL]

阿部共実の進化をリアルタイムで見れて大変喜ばしい。

団地とか幾何学的で非有機的な背景と有機的な人物のコントラストが素晴らしい。
繊細なトーンワーク、光と影の対置、パース構図にひたすら恍惚。

階段は監獄や権威のメタファーなのかなあ。斑点や水玉描写も自意識の具象化として精巧。

終盤の飛躍は漫画史に残ると思います。「死に日々」の「8304」のアップグレート版。

ニヒリズムというか世界への諦観が今まではあったけど、今作は虚構を媒介しながら世界と対峙してる。
「空が灰色だから」じゃなくて「空が純白だから」

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[投稿:2020-04-02 21:13:16] [修正:2020-04-02 21:13:16] [このレビューのURL]

とにかく面白いです。

歴史漫画なので、堅い印象を持ってましたが、そんなことは無かったです。
歴史はあくまで下敷きで、これは熱いバトル漫画です。

強烈な熱量の合戦シーンは引き込まれます。

武将の生き様、美学は惚れ惚れします。一騎打ちの迫力は圧巻です。

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[投稿:2014-11-03 16:50:12] [修正:2020-04-02 15:40:21] [このレビューのURL]

最初は世界観の説明もなくて内容が把握しづらかったですが、
徐々に人物の会話などから物語の輪郭が見え始めるのが興奮します。

息もつかせぬ展開や謎を紐解いて行き真相に近づいてくのは、惹きつけられます。

セリフや心理描写も一切の無駄は排除されています。省エネだけどたくさん供給されるような。
ピーターイェーツ的な職人技、ケイパーものとして魅力的。

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[投稿:2015-03-01 18:52:22] [修正:2020-04-02 15:36:48] [このレビューのURL]

7点 CLAYMORE

ちゃんとファンタジーしてる作品です。
中世ヨーロッパ風の世界観、剣などの武器とお約束要素が豊富です。

バトル描写も迫力あるし、キャラの内面描写も卒なく描けています。

謎や思惑が絡み合う展開も気になります。

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[投稿:2014-11-02 13:21:43] [修正:2020-04-02 15:31:43] [このレビューのURL]

ジャンル:冬目景はこの頃から建材。

根底は日常を切り取ったものですが、SF、幽霊などジャンルレス。
学生のノーフューチャー、焦燥感とかも痛切です。

「銀色自転車」、「六畳劇場」はモラトリアムにはたたまらないです。
青春を真空パックしたような気恥しさが最高です。

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[投稿:2014-11-17 21:26:32] [修正:2020-04-02 15:27:32] [このレビューのURL]

謎の建造物からの脱出という設定はありがちかなと思ってたけど、
手探りで異世界の謎が紐解いてかれて全体像が見えてくる過程は素晴らしかった。

上巻は状況説明が主ですが、怒涛の展開で引きこまれて、
下巻でより加速して、綺麗に収束します。

絵柄も簡略されてて見やすいです。

主人公の社会に適応できないことを関連させたオチも見事でした。

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[投稿:2016-02-12 18:51:34] [修正:2020-04-02 15:21:38] [このレビューのURL]

8点 FLIP-FLAP

とよ田作品を読んでると性善説ってほんとはあるんじゃないかって錯覚しそうになります。

ピンボールが題材ですが、何かに傾倒する熱い物語だし、ロマンチックなボーイミーツガール。

交感神経刺激されるくらいの興奮と熱量です。集中線だったり、
大ゴマの使い方の思い切りの良さ。
重要なセリフも手描きだし、背景も直線が少なくて無機質さがなく、バイタリティに溢れてる。

全てが収斂されていくラストは心にハッジングする。

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[投稿:2020-04-02 15:17:09] [修正:2020-04-02 15:17:52] [このレビューのURL]

漫画業界の内部告発をエンタメ風に仕立て、戯画的に描いてます。
漫画業界の話だけど、「ミスミソウ」、「ゆうやみ特攻隊」ばりに血生臭いです。

押切作品らしい外連味とテンションで驚異的な持続力になってます。

紙媒体とWeb漫画の対立や「このマンガがすごい」の戦略、内情などタイムリーだし、興味深かったです。

浅野いにお先生の背景を皮肉ったり、藤田和日郎先生が魚雷撃ったりゲストも豪華です。

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[投稿:2020-04-02 14:45:22] [修正:2020-04-02 14:45:22] [このレビューのURL]

徐々に日常が浸食されていく展開は「刻刻」を彷彿とさせます。

フクノカミはマクガフィンとして機能してるし、不可避的な不条理劇でもあるし、
あと明確な善悪に裁定しないのは純然なノワール。
真相を確かめるべく色んな人物が右往左往するのはケイパー撃としても楽しい。

劇的な展開や変化は起こっていないのに人物のちょっとした異質な動きだけで、不穏を予期させて、煽る演出が秀逸。

トイレの裏とか見開きが抜群。突き放すような遠景ショットもゾクゾクします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-06 13:09:45] [修正:2020-04-02 14:32:25] [このレビューのURL]

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