「トニーモンタナ」さんのページ
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漫画を読んだ後の余韻と慣性の法則で生きてます。
好きな漫画
阿部共実、宮崎夏次系、松本大洋、冬目景、施川ユウキ、
好きな映画
トリュフォー、デパルマ、ベルトルッチ、岡本喜八、今村昌平
好きな本
安部公房、大江健三郎、マルケス、オースター、ブラッドベリ

10点 SLAM DUNK
これも客観的には評価できないですね。
コミックはしめ縄を巻いて祀ってます。
バスケをしてた人には必ず「陵南戦のときの花道みたいに高校生でインターフェアした人っているの?」とこいつ通だなと思わせる質問をしてました。
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[投稿:2014-11-23 15:22:37] [修正:2020-04-02 12:49:29] [このレビューのURL]
10点 プラネテス
思い入れのある作品。
近未来が舞台で、今後宇宙開発で起こるであろう問題点などは先見性がありそうです。
人生、愛とか普遍的なものは近未来でも変わらない本質なんだなあと。
自我や価値観の確立するまでの模索の描写はほんとに素晴らしかったです。壮大な創世記を目撃をしてるくらい痺れました。
セカイ系って言葉がありますが、あれは自意識と未知の抽象的な世界が繋がってましたが、
これはハチマキが世界を理解した上での自己との関係を描いた不セカイ系、脱セカイ系って感じですかね。
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[投稿:2014-11-18 22:22:32] [修正:2020-04-02 12:13:36] [このレビューのURL]
10点 ドラゴンボール
聖書とか福音書でもなくて、もう体の中に静脈注射されてますね。
自分の人生の年表の大部分を占めます。
相対的に語ることはできないです。「ドラゴンボール」という絶対値なので。
影響とか作用とか感じる前に自分の中に確立してました。
人生観が変わったというかその以前からずっと居ました。
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[投稿:2014-10-27 20:50:16] [修正:2020-04-02 12:12:58] [このレビューのURL]
9点 月曜日の友達
阿部共実の進化をリアルタイムで見れて大変喜ばしいです。
団地とか幾何学的で非有機的な背景と有機的な人物のコントラストが素晴らしいです。繊細なトーンワーク、光と影の対置、パース構図にひたすら恍惚。
頻繁に出てくる階段は監獄や権威や閉塞のメタファーなのか。斑点や水玉描写も自意識の具象化として巧妙です。終盤の圧倒的な飛躍は漫画史に残る名シーンだと思います。「死に日々」の「8304」のアップグレート版。
ニヒリズムというか世界への諦観が今まではあったけど、今作は虚構を媒介しながら世界と対峙してる。「空が灰色だから」じゃなくて「空が純白だから」
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[投稿:2020-04-02 21:13:16] [修正:2020-05-28 15:03:04] [このレビューのURL]
9点 サナギさん
物事への柔軟でシャープな視点を見事に四コマに落とし込んでます。
明確なオチをつけるというよりは日常の風景で終わったり、たまに八コマや十二コマになってることもあります。
「交換日記は交換してない」、「猛犬注意の張り紙は反抗期の息子注意とか家族全員分やればいい」、「天気予報の単純化した日本地図は立体的だから海岸線全部崖に見える」とか発想や視点が豊か。
有限を無限に、一瞬を永遠に引き延ばすような日常にずっと浸っていたいです。
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[投稿:2020-04-03 12:02:46] [修正:2020-04-04 21:22:04] [このレビューのURL]
主人公の変態性や性衝動を突き詰めた作品かと思ってたけど、精液で宇宙人と戦う壮大SF。
「ザワールドイズマイン」は世界規模でしたがこれは宇宙規模です。新井英樹セカイ系って言い方で合ってるかな。
支離滅裂でカオスですが圧倒的熱量で引き込まれます。終盤覚醒してからの瞬間最大風速はかなりのものです。測定不能です。
新井英樹作品らしい反権力、反体制でもあるんですが、自我の形成や自己実現、純愛ロマンスありの幕の内弁当。鬱屈とした人物の内的発露やワンスアゲインとして至高です。
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[投稿:2015-05-30 15:49:16] [修正:2020-04-04 18:37:49] [このレビューのURL]
9点 トクサツガガガ
隠れオタクの悲哀をコミカルに描いてます。
毎回主人公がオタクであることを隠すために奮闘したり、被害妄想する様は笑えますが、
自分自身を投影してしまう部分もあります。
主人公は特撮オタクですが、どのオタクにも通ずる部分があると思います。
世間やオタクじゃない層の感覚も隔絶して描かずに共通項を見つけ出したりして、
主観的に描かないのが懐が深いなと思いました。
人間関係の軋轢などを特撮に当てはめて修繕していくのも熱くなります。
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[投稿:2016-01-31 16:02:49] [修正:2020-04-03 00:47:36] [このレビューのURL]
9点 GOGOモンスター
「鉄コン筋クリート」のシロや「ピンポン」のペコは無垢なヒーロー像として描かれてますが、この作品では無垢の疎外感や苦悩を描いてます。他の作品みたいな救済はなく、他者との不和や孤立が続きます。
何気ない屋上、プール、教室をモンタージュ的に何度も挟んで虚無感を強調してる。
夢想の描写、虚構に救われるっていうのが最高。「Sunny」の源流でもありますね。
ラストの爽快感。ラストは今まで読んだ漫画では一番好きです。
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[投稿:2016-07-31 10:41:37] [修正:2020-04-03 00:42:56] [このレビューのURL]
9点 グリーンヒル
古谷作品では稲中の次に笑いました。
基本はギャグですが、根底はシュールがあります。
思春期の普遍的な悩みとかを笑いで浄化しています。
実質これがギャグの終焉になりました。
作中の「人生の最大の敵は、めんどくさい」は
自分の中のスローガンにしたいです。
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[投稿:2014-10-29 23:26:01] [修正:2020-04-03 00:36:25] [このレビューのURL]
9点 SWWEEET
装丁の見た目だと可愛い絵柄の純愛ものに見えますが重厚な作品です。
思春期の不安定さや脆弱性がよく描かれています。
過去の背徳感や罪悪感から派生するので、構成は少し荒削りで現実と虚構が入り混じる倒錯の連続です。
青春の古傷を掻き毟られて血が噴出するような痛々しさが詰まってます。
ラストの表面張力ギリギリで踏ん張ってた感情が氾濫するシーンは圧巻です。
全体的に人物の顔に思いっきり寄るので、よりエモーショナルです。
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[投稿:2014-11-28 19:51:57] [修正:2020-04-03 00:33:33] [このレビューのURL]
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