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総レビュー数: 11レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月09日

冨樫義博はだらしのない漫画家である。
休載は多く、たまに載ったかと思えば下書きのまま。
はっきりいってプロとしては失格である。

しかし彼の漫画には彼にしか描けないなにかがある。
読む人間の心を揺さぶる熱いものや、強烈なリアリティがある。
発想の広げ方が素晴らしく、キャラクターひとりひとりの存在感は生身の人間にも匹敵するほどのものがある。
どこか冷めたクールな漫画の空気を出せるのも、今の少年誌では彼ぐらいだろう。

あえて言おう
ハンターハンターは少年マンガ界で現在もっともおもしろく、わくわくさせる漫画のひとつであると。
冨樫先生、早く帰って来い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-24 02:54:07] [修正:2006-11-24 02:54:07] [このレビューのURL]

これほどストレートなスポーツ漫画は珍しい。だからこそ読んでいて燃えるんです。

この作者はこの作品から一貫したものを描いているようです。
その世界でしか生きられないような不器用な人間像
それは「頂点を極められる人間」。
ひょっとしたら現実のトップ・アスリートとも渡り合えそうなキャラクターこそが、曽田漫画の魅力だと思います。

『シャカリキ!』では狂人の領域を描くことで、レース展開すべてを覆しかねない存在感を主人公に与えています。
大怪我から回復したときの輝のセリフを読んで、全身の毛穴が開きました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-17 01:57:16] [修正:2006-11-17 01:57:16] [このレビューのURL]

正直に告白すると、4巻あたりまで読んで失敗だと思ってました。(スイマセンスイマセン)
歴代主人公に比べるとJOJOはなんだか情けないし、いまいちキャラに魅力を感じなかったんです。
なんていうか駄目かなぁって。

さて、雑誌を移動したあたりからでしょうか。

化けましたね。

ブラックモアやリンゴォといった個性的で強力な敵キャラが次々と投入されたことで、作品は過去の部にも引けをとらないほど濃い展開になってゆきます。
それまでツェペリだけが活躍していた戦闘にジョニィをも巻き込み、物語はさらに熱く、そして加速してゆきます。
絶体絶命の状況で精神的に成長するジョニィとジャイロから、今ではもう目が離せません。

やはり荒木飛呂彦。この人の実力はさすが本物です。
物語もそろそろ中間地点を越えたあたりでしょうか。
このままゴールまでぶっちぎってほしいですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-17 01:31:42] [修正:2006-11-17 01:41:55] [このレビューのURL]