「あんり」さんのページ

総レビュー数: 126レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年04月06日

長期連載や、同じようなことずっと描いてる作家の漫画には
中だるみやマンネリ化してしまうものも多くある。
そんな中で荒木氏の「ジョジョ」は20年もハイテンションを保ち続け、
なお且つ進化し続けているという貴重な部類に入る。

しかし第7部になってから初めて「浮き沈み」というものを目にした
ノッてるところは叫んじゃうほどおもしろいんだが(何度ダニー!とかディオー!と叫んだことか)
ねむたいところもある(何度途中で寝落ちしたことか)

それでもやっぱり熱い台詞なんか出てくると「好きだなー」と思っちゃうのは
自分がジョジョに慣れ親しんだ「信者」だからだ
今作は作者の集大成ともいえ、作中には過去キャラへのパロディ的表現もみられ
やはりジョジョファンでないと楽しめないかもしれない

ということで満点はだせない
完結次第で点が上がることを期待
やっぱりこの匂い立つような作者のセンスが… とか思っちゃう自分にはフェアな判断は難しいな
初ジョジョの人が1部から読みだす契機になればと願う

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-25 11:57:30] [修正:2010-08-25 12:26:03] [このレビューのURL]

小6以来にイッキ読みしてみたが… これはおもしろい。
作者のそのあふれんばかりに輝くセンスに敬意を表する。
もう死ぬまでJOJOやってろ!と思うのは駄目だろうか

どの部もそれぞれの魅力があり、どの人物もキャラ立ちすぎ
だから出来の悪さを含めて すべて大好き

しかし満点はやれない。なぜならパープル・ヘイズが気に入ってたから(5部の話)

そういう納得できない何かを誤魔化すっていうかむしろ「ふっ飛ばす!」ような アツさをもった漫画に自分はグッとくるのだ
読んでよかった…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-12 09:23:20] [修正:2010-08-25 08:47:20] [このレビューのURL]

「愛」には 恋愛・友情・家族愛など種類はあるが
思春期の少年らにとってそれらは色の微妙な違いなどなく
ただひたすらに熱く真直ぐなモノなのだろう。

と思い込みながら読んだおかげで 最後まで胃もたれは起こさなかった
(つまり同性愛を無視したのだが…)

しかし美少女少年という属性に惹かれる想いはよく理解できた
大昔から好まれる設定だが やはり絵という媒体で最も美味く活かされる
これぞ少女漫画の牽引者である萩尾氏の真骨頂ではないだろうか

噎せかえるような内容で 万人に薦められるものではないが
やはり巨匠とよばれるような人の作品には強烈な個性と魅力があり
簡単に引き込まれてしまうものだ
この完成度をみれば同性愛が受けつけない事など あまり評価に関係がないようにも思えた

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-22 23:53:30] [修正:2010-08-03 15:59:56] [このレビューのURL]