「トッティ」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年08月11日

戦国時代を作者独自の目線から斬新に描いた漫画。
主人公の仙石権兵衛秀久は信長、秀吉に仕えた武将ということで、戦国ファンにはお馴染みの信長の合戦が物語の中心として描かれている。

この漫画の特徴としては、まずは作者による現地や資料の緻密な調査に基づいた、合戦の独自の解釈が挙げられる。「だが、この定説には疑問が残る」を合言葉に、現地の地理や戦国時代の戦術を分析した上での、定説とは全く違う合戦を描いている。
また、その独自の解釈は武将やその他の設定にも生かされている。
信長、秀吉、家康、光秀といった著名な武将はもちろん、小ゴマと大ゴマを大胆かつ見事に使い分けることで、有名でない武将も大いに魅力的に描かれている。特に有名でない武将を「強敵」として描くのは作者の十八番で、作者が好意的に描いた武将は、こちら側も全て好意的に受け入れれるようになっている。

フィクション部分では、主人公・権兵衛とその幼馴染の女性・お蝶の、戦国時代という中での恋愛、そしてすれ違いを中心に描いており、ストーリーとしても十分厚みのあるものとなっている。

作品の難点を挙げるとするならば、主人公の権兵衛が若干活躍しすぎな点、権兵衛が幾度となく死の危険に瀕するが、史実に則するために絶対に死なないのが分かっている点が挙げられる。
また、上記の通り有名でない武将を「強敵」として描きすぎ、ストーリーに絡まない他の有名な武将を蔑ろにしている点や、有名な武将は特に漫画としてのデフォルメが加えられている点は、コアな戦国ファンには逆に受け入れにくいかもしれない。

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[投稿:2007-08-13 22:56:26] [修正:2007-08-13 22:56:26] [このレビューのURL]

あるあるネタと時事ネタで構成されるギャグ漫画。
ではあるが、それを超えた作者独自の世界に引き込まれる。
作品を構成するネタには、誰もが分かるものからほとんど誰も分からないようなものまであり、分かるだけでクスリときてしまう。
ただし一話簡潔でストーリー性はほぼなく、オチも面白くない(全て作者は自覚しているが)。
単行本では大幅な加筆が加えられ、オマケなどのサービスが豊富。
作者の知識の多さとセンスに、ただただ脱帽である。

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[投稿:2007-08-11 17:31:53] [修正:2007-08-11 17:31:53] [このレビューのURL]

9点 PLUTO

謎に始まり、それがまだ解決されない間にまた謎が増えるように進むストーリーに、常にドキドキさせられる点、そして一話一話に感動、興奮させられる点はさすがに浦沢作品だと思う。
絵にしてもストーリーにしても、本当に上手に自分流にアレンジしていると思う。
原作がついているだけに、「20世紀少年」のように、伏線を回収できずに終了、ということは無いだろうし、ある意味安心して読める。
まぁ、それだけに、最終的な展開が読めるというのはあるのだけれど。

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[投稿:2007-08-11 16:50:55] [修正:2007-08-11 16:50:55] [このレビューのURL]

オタクがテーマと、かなりマニアックな漫画であることは否めない。
しかし、読んでみると登場人物の成長(オタクとしても)やふれあいが爽やかに描かれており、素直に大学生活に憧れてしまう。
何より、登場人物の心理や、場面の「描き方」が本当に上手い。この描き方が感動と、この作品を読んだ後の爽やかさを生み出していると思う。
またオタクの描写も細かく、それだけ見ていてもかなり面白い。
コミックスではオマケも充実していて、読んでいて楽しい。

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[投稿:2007-08-11 16:28:33] [修正:2007-08-11 16:28:33] [このレビューのURL]

9点 BECK

漫画で「音」を表現するという難しい作業を見事にしてみせた作品。
もちろん、読んでいるだけで音がイメージできるわけではない。
しかし、ギターの、ドラムの、ボーカルの圧倒的な描写は、たしかに読んでいるこちらに、音楽を聴いているような興奮を感じさせる。
登場人物の葛藤や成長、それに伴うバンドの成長と、青春ものとしての要素も十分描かれている。
BECK以外の他バンドも魅力的に描かれている点もいい。
各話の扉絵には、洋楽の名盤を中心にジャケットのパロディーがふんだんに用いられ、ロックファンはこれだけでも喜びそう。
また、ハロルド作石特有の、プロレス・野球ネタも健在。

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[投稿:2007-08-11 16:20:43] [修正:2007-08-11 16:20:43] [このレビューのURL]

9点 アカギ

「カイジ」同様、絵で引かずに読んで欲しい作品。
作者特有の、心理描写と場の空気の描き方は見事の一言。
アカギの天才的な発想と運で相手を落とす様子には、思わずのめり込んでしまう。
特に、対浦部戦はおそらく作中最高の出来だと思う。
ただし、最近の鷲巣戦はあまりに長引いており、かなり残念。
しかしそれでも読めないわけではなく、作品が素晴らしいことに変わりは無い。

麻雀を描いた作品ではあるが、主人公のアカギが麻雀初体験から始まるため、これから麻雀を覚えたい人にも十分読める。
またイカサマなども登場するため、麻雀ファンにももちろんオススメである。

アニメもクオリティが高くオススメ。

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[投稿:2007-08-11 15:43:12] [修正:2007-08-11 15:43:12] [このレビューのURL]

純情な少年と可愛いヒロインたちによるドタバタラブコメ。
内容はベタ・王道を常に通し、少年誌とは思えないマニアックでギリギリなエロ描写を連発。
ヒロインたちは要し、性格ともにそれぞれで、読者のニーズにも応えている。
萌え、エロを求めている人たちにはぜひ。

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[投稿:2007-08-11 15:16:53] [修正:2007-08-11 15:16:53] [このレビューのURL]

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