「cardiac」さんのページ

総レビュー数: 8レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年12月13日

8点 DADA!

吉田作品の中でも好きな漫画のひとつ。

全体の印象云々よりも、モンロー(逢田紋次郎)のボクシング編の完成度が異様に高かったのが記憶に残ってます。今まで何度読んだかわかりません。



必殺 見えないパンチ! 最高です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-14 15:34:37] [修正:2007-12-14 15:34:37] [このレビューのURL]

主人公と王女サマの関係性は、プレステ2のゲームの『ボクと魔王』に似ていると思った(このゲームを知らないとわかりづらいたとえだけど)。キャラが弱い主人公、現時点では弱さもある、王女がいずれは世界に君臨する能力を有するというところとか。

見開き2ページでの力技描写に頼りすぎのきらいはあるけど、ドライな表現で描く人情味のあるストーリー展開は好きですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-13 03:27:00] [修正:2007-12-13 03:27:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

序盤のダラダラとした展開の遅さ、黒沢と対照的な存在である赤松の役割が生かされていないこと、脇役キャラの弱さ、格闘シーンなのに爽快さに欠ける点など、マイナス点を上げればキリがない。しかしそれらを差し引いても、このマンガに人を引き込むものがあるのは、作者本人の心の叫びが黒沢に乗り移っているからだと思う。

ダメ中年がみっともない姿をさらしながらも自分の弱さと向き合い、不格好でも逃げずに何かと闘うことで、命よりも大切なものを見出していくというストーリーは、コギレイで爽快な世界を描いたマンガよりも何倍も魅力的に感じる。

ラストの描き方は賛否が分かれる部分かもしれないが、作者の伝えたいメッセージ性を考えれば、納得できる結末だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-13 02:09:26] [修正:2007-12-13 02:10:33] [このレビューのURL]