「右から左へ。」さんのページ
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得点操作をしている人たちへ。みんなが迷惑しています。即刻やめましょう。
得点操作とは。
平均点が高い、もしくは低い作品に特に「さしたる理由もないのに(ここが重要、得点のみのレビューも含まれる)」低い点数、もしくは高い点数をつけること。主に自分の好きな作品のベストランキングをあげるときに用いられる。
ブログを立てました。よければブックマークのほうをお願いします。ブログではメテオスというHNを使っています。ご了承ください。
掲示板機能がようやく直るのでしょうか。掲示板を直すついでに、得点のみのレビューや荒らしのようなレビューを全部削除していただけるとありがたいです。また、ナイスレビュー票を投じる際に、コメントを書き込めるようにしていただけると、レビュアーと投票した人の双方にメリットがあるのではないかと思っています。あとは、レビュアー検索の導入を希望します。好きなレビュアーのレビューを参照するのが、今のままだと少しやりづらいです。

8点 ヒカルの碁
囲碁という既存の漫画が扱ってこなかった題材をテーマに、少年誌という媒体に掲載された意欲作。
一時期(今はもう下火となってしまったかもしれないが)、小中学生の間で空前の囲碁ブームを引きおこすこととなり、社会的にも大きな影響を与えた漫画である。
原作者のほったゆみと、作画は卓越した画力で名高い小畑健のコラボレーションという時点で、面白い漫画の確変到来といった感じである。その期待を裏切らない秀作だ。
主人公とそのライバルの対決、葛藤を中心に、魅力的な性格の佐為や他の登場人物との友情や、ユーモラスな日常も見事に描かれている。主人公と同年代の頃この漫画を読んでいたこともあって、素直すぎない、年頃の子どもである主人公が好感の持てる主人公像であった。また、ライバルも家柄による苦労が描かれており、環境の中で悩む姿は共感が持てた。何よりの魅力は、囲碁のことを知らなくても楽しく読めるということであろう。囲碁をとりまく、上記のような登場人物の繰り広げる人間模様を見事に描けていたからだ。
だが、院生となったあたりから面白さに陰りが見えるようになった。話が大きくなりすぎたことに加えて、囲碁の対局シーンがメインとなり、囲碁のことに詳しくない読者は取り残されてしまったからだ。佐為編までで終わっていれば、もっと評価が高くてもおかしくないだろう。
上記のような欠点もあるが、全体として少年誌にふさわしい、さわやかな良い漫画であることは間違いない。周囲に親しい小中学生がいればおすすめしたい漫画である。(もちろん大人でも楽しめるが。)人によっては生活に影響が出るほど、夢中になって読むことのできる漫画。8点。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-10-10 10:25:19] [修正:2008-10-10 10:25:19]