「Kino.」さんのページ

よつばと、父ちゃんをはじめとする他の登場人物の日常は毎日が起伏に満ちています。しかしそれは突拍子もない出来事が起こっているからではなく、むしろ普通の人では見過ごしてしまうようなことを作者のあずま先生が子供の目線から切り取っているから可能となっています。
彼らの子供らしい無邪気な振舞いは見ていてほほえましく、また幼き頃の自分を思い出すようで切なくもあります。もう二度と帰ることのできない過去がそこにはあるからです。しかしそのように哀愁に浸らなくてもよつばの日常は楽しく、愉快です。そうやって子供は成長していきます。大の大人が子供の目線で物事をとらえることはとても難しいことだと思いますが、そのような努力をみじんも感じさせないところがこの作品の魅力だと思います。

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[投稿:2008-10-30 13:23:29] [修正:2008-10-30 13:23:29]

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