「igami3」さんのページ

ガモウさんの少年漫画を揶揄した作風が独特で面白い
少年漫画では主人公が“気合”や“根性”などで逆転するという
場面が多く、そういう作品を読んだとき
説明のつかないご都合主義に萎えることがある

ラッキーマンの“ラッキー”とは
そのご都合主義をネタへと昇華したものである
なので
ギャグ漫画のノリで展開する最序盤よりは
緊迫したバトルが多くなるさっちゃん編辺りで
よりラッキーのシュールさが増し独特の味わいを持つ

とは言え、戦いの結末全てをラッキーで済まされたのでは
全16巻を読み切ることはできないと思うだろう
そこで読み進める意欲を助けるのがサブキャラたちの魅力である

序盤のクラスメイトは勿論、数多くの敵キャラ、味方キャラ
ほぼ出番が無い、修正マンやスペードマンたちもインパクトは抜群である
これらのサブキャラが量産された中盤が最も面白いと思う

ただし、終盤は中盤の内容を繰り返しているだけのようにも見え
中盤に登場したサブキャラたちの活躍を楽しむだけの
内容になってしまっているのが残念

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-30 10:08:13] [修正:2010-02-20 15:40:58]